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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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今週も休みなし

 日曜日の朝から土曜日の昼か夕方ぐらいまで、1ヶ月以上ずっと働いてる。


 おかげで小説がよく書ける。


 私の執筆がもっとも捗るのは、仕事中だからだ。走りながら音声メモしたものを、寝る前とか待機時間に形にする。


 でも、体力が切れてきた。


 家のベッドで眠った記憶が最近ほとんどない。


 病院も行けない。

 必要な病院に2カ月以上行けてない。


 自炊ができない。

 お金はもうとっくにない。


 おまけに一時停止無視で捕まった。


 会社がトラックを直してくれない。

 ずっとメーターに『エンジン系統異常』のメッセージが出たまま走らされている。

 3回に1回程度だが、完全停止すると再発進するのにものすごく時間がかかることがある。エンジンの回転がなかなか上がらない。のろのろとでも走り続けていれば問題ないのだが……

 踏切手前で完全停止したら、踏切を越えるまでに遮断器が降りてもおかしくないほどのろい。

 会社もディーラーも、『坂を登らなくなるとか、エンジンがまったくふけなくなるとかなるまでは、このまま乗ってください』という。

 だからなるべく完全停止しないよう、踏切では前のスペースが空くのをノロノロ走り続けながら待って、一時停止も違反とは知りながら、見通しが悪くなければ安全確認をしっかりして徐行で行く。もちろん危険があればやむなく一時停止するが、その後道路に長々と蓋をしてしまうし、後ろの乗用車さんがイライラして無理やり追い越していって危険だったりもする。


 それで一時停止のところを徐行でいったら、捕まった。

 誰にも迷惑はかけていないし、危険のひとつもなかった。

「完全停止すると再発進がのろすぎる」なんて本当のことを警察に言ったら、故障車両で仕事をさせている会社が潰れかねない。


 罰金9,000円。


 病院とおちゃけをやめないと払えない。






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