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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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信号は私の直前で赤に変わるし、天気は──

 連続長距離仕事でバッタバタ。


 深夜2時半にアパートに帰って、4時までには出ないといけない。


 帰りにスーパーマーケットで冷凍食品のパスタを3つ、買った。

 安いのだ。ひとつ税込160円ほどで、しかも大盛り。しかもうまい。


 本来なら電子レンジで調理するものだが──

 

 今の季節は便利である。

 トラックのダッシュボードは熱々になるのである。

 そこにレトルトのカレーやごはんを置いておけば、食べる頃にはハフハフいうぐらい熱くなっている。


 冷凍食品も同じだ。

 電子レンジを使うまでもなく、自然の太陽加熱で熱々のパスタが食べられる。


 安くて、贅沢!


 ……の、はずだったのだが──




 天気は見事に曇りだった。


 外は蒸し暑いが、焼けつくような陽射しは、まったくなかった。


 ダッシュボードにずっと乗せていた冷凍パスタを開けると、常温──というより、まだ少し冷たかった。


 寂しい気持ちで3食平らげた。




 冷凍パスタがなくなると、急に陽射しが強くなった。


 なんでやねん……


 信号は私の直前でいつも赤になるし、太陽は私が必要としている間は翳ってて、必要としなくなった途端、いじめるようにカッカと照らしだす。


 暑かった……。


 この暑さが、昨日欲しかった……。





 やはり日頃の行いだとでもいうのであろうか。





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