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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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仕事愚痴エッセイ『お人好しいな、大損しいな』

 仕事で私は高速代を節約している。


 しかし、それに対する見返りは、ない。




 先輩と同じ日に、同じ仕事をした。


 私は高速代を節約し、行きは3,000円、帰りは2,000円程度で済ませた。




 車庫に帰ると、先輩はとっくにいなかった。


 ポストに入れた先輩の日報を見ると、行きも帰りも5,100円ぐらい高速道路に乗っている。



 私は往復5,000円程度。

 先輩は10,000円以上。


 これで、恐らくだが、給料は先輩のほうが多い。




 前にも同じ先輩と同じ仕事をしたことがあった。

 今回は大阪、前回は敦賀。前回のほうが遠かった。


 先輩はフル高速で往復18,000以上使っていた。

 私は節約して往復6,000円ちょい。


 


 高速代を節約しても見返りがないのはわかってる。

 でも、性格なのか、あまり高速道路に乗ると『もったいない』と思ってしまう。

 下道のほうが景色が見れて好きということもあるが……




 2年ぐらい前、トラックから突然火が出て、全焼したことがあった。


 原因はトラックの設計ミスみたいなもの。私に責任はまったくなかった。


 トラックの中に生活用品から趣味のものまでいっぱい乗せていたので、私は大損害をこうむった。


 しかし社長はお昼ごはんを奢ってくれた以外は、足をなくした私の宿泊代と新幹線の運賃しかもってはくれなかった。


 私は改めて仕事に必要なものを買い直し、五万円ぐらいの趣味のものを失い、日本では買えない台湾のCDを何枚か失った。



 わかっている。


『まぁ、いっか』で済ませてしまう自分が悪いのだ。





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― 新着の感想 ―
まぁ、分かってんならしゃーないわな  うん、分からんでは無い
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