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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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落としたことのないもの

 スマホはよく落とす


 メガネも落としたことが何度かある


 ホットコーヒーや


 カップ麺をあつあつで落として火傷した


 ガラスのコップ


 陶器のどんぶり


 一体いくつ落として粉々にしてきただろう


 抱っこしてた愛犬を落としてしまったこともある


 幼い姪っ子を落としかけてドキドキしたことも2回ある




 そんな私が


 落としたことのないもの


 付き合ってたひとのノートパソコンすら落とした


 っていうか窓からブン投げて粉々にした私が


 産まれてから一度も落としたことのないもの




 それは茶碗


 ごはん茶碗にしても


 汁椀にしても


 産まれてからどんだけ手にしたか数え切れないのに


 一度も落としたことがない


 落としそうになったことすらない


 手に吸いつくように離れなかった


 不思議だ


 プラスチックのどんぶりは何度も落としてるのに


 お茶碗には何か


 人の手から離させない魔法の力が込められているのだろうか





 今日


 あつあつの味噌汁の入った茶碗を


 手に持って運んでいたら


 足元にフェレットくんがまとわりついてきて


 自分は転びそうになって


 フェレットくんも踏まれそうになったのに


 茶碗だけは落としそうにもならなかった


 こんなものを書いたのは


 それが理由だ





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