他人の文章を読んで勉強になる
ただいま『瞬発力企画』を開催中です。
出されたお題ワードを使って、たったの24時間で作品を書けという、スパルタ教育のような企画です。
さすがに24時間で構想を練って作品完成させるなんて芸当、できるひとは少ないだろう──なんて舐めたことを思ってた私が浅はかでした。
ひとつのお題ワードに対して今のところ、毎回10人以上の作者さんがアドリブ作品を出してこられて、主催者は嬉しい悲鳴をあげながら、編集と感想にてんやわんやしております。
アドリブでこれって、すげーなと思うような文章を提出してこられる作者さんが多いことに驚愕しております。
即興ながら推敲もちゃんとされてるのか、文章も読みやすく、構成もしっかりしていて、すげーなと思わずにいられません。
中でも『このひとは天才か?』と思う作者さんが一人──
今のところ毎回作品を投稿してくださるのですが、すべて素晴らしい!
私の好みのものを書いてくださるというのもありますが──
それを除いて読んでも、とにかく『文章力が素晴らしい』のです。
凝った表現があるとか、そういうことではありません。
読みやすいのです。
しかもただ読みやすいのではない。
ひっかかるところも恐らくは『故意に』作りながら、戸板を水が流れるように、その途中で水が弾けるのをたまに楽しませるように、ものすごく工夫の感じられる文章を書かれるのです。その構成の妙に毎回驚かされます。
そして何より冒頭2行で必ず『おおっ!』と思わせ、読む気にさせてくれます。
このひとは天才か!
てんやわんやしてるので自分の小説作品を書くことがまったく出来ておりませんが、しかし読むことで勉強になっております。
無駄な装飾、迷わせるような文章がまったくなく、とにかく読みやすいそのひとの文章に、『あぁ……。自分はもっと削らなきゃなとこ、いっぱいだな』と痛感させていただいております。
書きたい気持ちがムズムズと湧き上がっております。
企画が終わったら書きまくるぞ!!!
但しそんな時間があればの話だけどな!!




