『コピペ』と『作品』の違い
現代はネットに情報が溢れています。
それをコピペしただけで簡単に『知的なうんちくエッセイ』や『雑学ストーリー』が作れてしまうほど!
そういった、ネット情報を盗用して、さも自分の知識のようにひけらかす『コピペ』と、自分の学びから自分の言葉で書いた『作品』との違いって、一体何だろう?
かく言う私もかつて歌池聡さまの物真似をした時、知的な作者を装うため、ネットからのコピペで作品の冒頭を埋めたことがありました。
でもあれは自分の『作品』だと胸を張って言えます。物真似だけど……
そもそも自分で学んだ情報だって、元々は自分のものじゃなくて、どこかからコピペしてきたようなもの。自分が考えたり作ったりしたものじゃない。
でも、『まんまコピペ』と『作品』は明らかに違う。
『まんまコピペ』は他人の言葉で書いている。
『作品』は作者の言葉で書かれている。
なんか曖昧な言い方になりましたが……
いわゆる『知識』と『教養』の違いみたいなものだと思います。
『知識』はいわばデータベース。ひとつひとつは特に繋がっていない、単体としてのデータ。それは正解を出したら完了するものです。
『教養』は知識を元に、体系化された考え方。それは『考え方』ですので、あらゆることに応用が可能。
つまりは私の物真似も──!
……ごめんなさい。あれは私の教養ではなく、教養があることを装うインチキでしたm(_ _)m
でも、それでもあれは私の作品だと胸を張って言えます。物真似だけど。
それは冒頭はほぼコピペだけど、そこから広げた後半部分がオリジナルだからです。物真似だけど。
コピペから広げて自分の頭で考えた物語を書いたものは『作品』なのです!
知らんけど。




