『推しの子』の不満点
『推しの子』、ハマって観ています。アニメだけだけど……。
ハマって観ながらも、よく考えてしまいます。
なぜ、この作品が、これだけヒットしたのか?
自分がハマったのはなんといっても一話目に引き込まれたからでした。
意外な展開の連続で、作品タイトルの回収も「そう来るか!」と思わせられるものがあり、続きがとても楽しみになりました。
また、絵の良さがありました。
瞳の中に星をもつ3人のキャラクターといい、そのかわいさ、綺麗さといい、印象的です。
私は昔、拾って読んだヤングジャンプで岡本倫さんの『ノノノノ』という作品を読んでハマったことがあるんですが、過去作の『エルフェンリート』も読んで岡本倫さんのファンになりました。
その岡本倫さんの原作の連載が始まるということで楽しみにしていました。作画が『推しの子』のひとでした。それを読んで、ヤンジャンの購読をやめました。
仕事が忙しくなったという理由もありますが、あまりにも男性の性的願望丸出しみたいな空気感が嫌で……いかにも男性向けのスケベ漫画だなぁ……と。
調べたら横槍メンゴさん、女性らしかったですけどね。
ただ、『絵はものすごくいいなぁ』と思っていました。個性的で、かわいくて、とても印象に残りました。
あの絵の良さもヒットの要因として大きいのかな、と思います。
ハマって観ながらも、観続けているうちに、その考えが頭をもたげはじめました。
『なぜ、これがこれだけヒットしているの?』
子どもに受ける作品だとは思えません。
個性的なものより『いつもの』を望むような大多数のライトユーザーさんに受ける作品のようにも思えません。
アイドルとか芸能界の裏事情とかに興味のないひとはとても多いと思うのですが、そういうひとには無視されて当然のような気がします。
私の好きなキャラクターは、かなちゃんと、あかねちゃんですが、キャラクターに特筆するような魅力があるか? と問われれば、『どうだろう?』と考えてしまうものがあります。
それならよく知らんけどアイドルマスターとかキャラクターに特化したものが他にあるのでは?
また、観続けていて、私には不満点もありました。
アクアくんばっかりクローズアップされて、ルビーちゃんがまるでモブキャラのよう。
ようやく第二部の12話あたりから前に出てきましたが、「ルビーどうでもいいのかよ?」と長いあいだ思わされていました。
また、主人公二人が転生者という設定がちっとも活かされてないよな? と、これも長いあいだ思わされていました。
これも最近になってようやく活かされはじめましたが……。
そんな不満点がありつつも、次話がアマプラに公開されるのを楽しみに待っています。
この魅力は一体、なんなんだ?
誰か教えて!




