自分ではどーでもいいと思えるコメントほど『いいね』がつく不思議
ユーチューブやインスタグラムで、動画にコメントをつけると、読んだひとから『いいね♡』がもらえますよね?
自分で『いいこと言ったな』と思うようなコメントにはいいねゼロ。
ぽんと頭に浮かんだことをそのまま書いて、『どーでもいいコメントだな、これw』と思ったようなものには千ぐらい、あっという間に『いいね』がつきます。
一つだけ、会心のコメントだと自分でも思ったものに千超えがあるだけで、あとはすべて自分ではどーでもいいと思えるようなもの。
なんでなんだ……。
昔、ネット大喜利にハマってました。
自分で『これはおもしろいぞ!』と自信をもって出したボケには座布団ゼロ〜5枚ぐらい。
2作だけ座布団が千枚超えたボケがありましたが、どちらもぱっと浮かんだことをそのまんま書いただけのものでした。
自分ではもっと他に自信のあるボケがあったのに──
なんでなの?
他のひとのボケを見ても、『これは面白くない』と思えるようなものにはさすがに座布団1枚ももらえていませんでしたが──
そして数十万も座布団がもらえている殿堂入りボケになるとさすがに面白いものばかりでしたが──
千超えとか『そこそこヒットしたボケ』を見ると、大抵面白くないんです。「ふつうじゃん」とか思ってしまいました。
殿堂入りするには斜め上を行く会心のボケが必要だけど──
そこそこバズるには、単に多くのひとがウンウンとうなずくだけの、意外な面白さとは真逆なもののほうがいいってこと?
実際、ネット大喜利必勝法みたいなのを読むと、『お題に対する【正解】を書く』のがいいとありました。
面白いことを言おうとするのではなく、ボケに正しい『回答』をつけるのだと。そのお題にそのボケがぴったりしていれば、座布団はもらえるのだ、と──
かといって一番ありきたりな回答だと他のひとも同じ回答をするから、かぶりまくって座布団は一番答えるのが早かったひとが5枚ぐらいもらえるだけ。
当たり前すぎてもいけないし、奇をてらっていてもいけないし──
そこそこバズるには、ふつうなことを書いて、「そうそうw」「それなw」みたいに共感を引き出すのがいいってこと?
よくわからない……。




