『ミスミソウ』を観ました
アマプラで映画版『ミスミソウ』を観ました。
前々から『グチャグチャで血みどろの映画』と聞いていたのでとても観たかったのですが、なんだかB級かつつまらなすぎる匂いも感じてなかなか手が伸びなかったのを、ようやく観ました。
思ってたようなのとは違い、相当に引き込まれました。ストーリーも切ないし、雪の白い背景に主人公の赤いコートがとても印象的。
あれだけ人が死んでて誰も警察に捕まらなかったり、ただの女子高生の主人公がめちゃめちゃ強かったり、あんなゆっくりとした大型特殊自動車に人が轢かれたり、ボウガンの矢があんなところに命中したりと、ツッコミどころは多かったですが、良い映画にそれはつきものとして──(あれだから面白いんだし)
まずは『このキャラ、こういうキャラに見えてたのに、全然違うキャラだった!』みたいなのが二人いて、しかも『こういう理由から主人公をいじめてるんだと思ってたのに、なるほどそっちだったか!』みたいな意外さが勉強になりました。
良いひとだと思ってたキャラにじつは裏の顔があり──みたいなのはありがちパターンだと思ってましたが、なるほどそう来たか……これは完全にやられました。後半のひっくり返し方は「えーっ?!」の連続でした。
でもそれ以上に引き込まれたのが、主に前半に集中する『人死にまくり』の火だるま&血みどろの展開!
いや〜……。私も人を殺したくなりましたね。
もちろん創作物の中で。
バンバン殺す爽快感!
殺しても誰にも咎められない合法殺人企画感!
ああ、なろうでいえば七宝さまがこの映画からこれ見よがしの感傷をかなり抜いたようなの書きそうだな。
面白かったです。
おすすめです。
もちろん七宝さまの『いろはにほいと』を読んで「無理!」と思うような方にはおすすめできませんが──
私も人が死にまくる小説が書きたくなりました。
七宝さまが『合法殺人企画』に投稿した私の作品を「違う!」と仰っていた意味がわかったような気がしました。
グッチャグッチャなの書いてみようかな……。




