今日憤慨したこと
ルールに厳しすぎるオッサン嫌い
大型トラックで荷物を積みに行きました。
初めて行く工場で、右も左もわかりませんでした。
事務所の受付のお姉さんが、美人でした。
美人なだけじゃなく、物腰柔らかいし、優しく微笑むし、いい匂いがするし、惚れるかと思いました。
初めての私に丁寧に丁寧に教えてくれ、それでもわからなかったのでちょっと事務所の前をウロウロしたら、すぐに見つけて出て来てくれて、「教え方が悪かったですねっ(*^^*)」と言って、また丁寧に教えてくれました。
積み込みが出来るようになったらメールで知らせが来るとのこと。
『ナッくん日記』となろラジ投稿用の作品を書きながら待ちました。
メールがぴろーん♪ 入りました。
見ると『15時に予約完了』とのこと。
時計を見ると14時45分。
あ、15時に入ればいいんだな? と思いました。
15時になったので待機場からトラックを動かし、教えてもらっていたバースに行きました。
空いていたので、言われていた通りのところにつけました。
ところがいくら待っても誰も来ない。
事務所を外からチラッと覗くと、あのお姉さんがにこっと笑って出て来てくれました。
「ごめんなさいね。今、他のところで荷下ろしをしてるから、そちらが終わったら誰か行きますんで、待っててね」とのこと。
お世話かけてすみません。
でも何度もお会いできて嬉しかった。
顔を合わせてるだけで私まで美人になったような、いい気分にさせてくれるひとでした。
言われた通り待っていると、遠くからオッサンの怒鳴り声が聞こえました。
キョロキョロすると、倉庫の中から不機嫌そうな50歳ぐらいのオッサンが、私を指差して何やら怒鳴ってる。
私の耳が悪いこともありますが、何しろ遠い上にマスクをされているので何を言ってるのかまったく聞き取れません。
走って近づくと、どやされました。
「何勝手に入って来てんだ! メールが来るまで待てと言われなかったのか!?」
「あ……。15時予約完了ってメールが入ったので……15時になったら入ってもいいのかと……」
「何聞いてんだ! 呼び出しメールが来るまで待てと言われたろうが!」
「……すみません」
よくわからないけど、予約完了メールの後に呼び出しメールが入る決まりになっていたようで、あれだけ丁寧に説明を受けたのに、私がそれを理解していなかったようで……。
慌てたように事務所から、あのお姉さんが駆け出して来ました。
「すみません! 私の説明がわかりにくかったみたいで……」
いえ、わかりにくくはなかったです。
ごめんなさい、私の理解度が足りなかったようで──
そんなことを思っている私の横で、お姉さんがオッサンに頭をペコペコ。
眉間にシワを寄せたオッサンが偉そうにお姉さんを叱責。
いや、待てやオッサン……
ウチ、初めてここ来たんやで?
理解度が足らんかったんは認めるけどな、せやけどウチが今まで出入りしたとこ、どっこも『初心者の初回のミスはセーフ』やったで?
おまえんとこのローカルルールなんか知るかいな。おまえんとこのローカルルールが世界のルール思っとんちゃうぞ!
そないなことで、その天使さんみたいなお姉さんを叱るなや!!
そう思うばっかりで、何もできませんでした。
お姉さんに謝りたかったけど、オッサンが「積んだらすぐに出て行け!」いうてキレるから、慌ただしく出て行かされて……
最後に事務所行ってもお姉さん、おらんくて……
うぅ……。
自己嫌悪……。
それ以上に憤慨。
あのオッサン、『ざまぁ』喰らわしたる!!!




