自分がいるのって不思議
たまには哲学的に自分という存在を考えてしまう時も……あるよね?
たまに不思議に思う。
色んな人がいる中で、自分は一人しかいない。
他の人たちからは自分も色んな人の中の一人にしか見えてないのに。
そして色んな人たちの中には、それぞれに『自分』が入っていて、世界を見てる。
まるでエヴァンゲリオンが人間の数だけ存在してて、それぞれの中にパイロットが入ってるみたいだ。
わたしはそのうちの一体に過ぎないのに、自分にとって自分は特別。
わたしの鼻をわたしの中から見られるのは世界で自分だけ。
不思議だ。
なんでこんなものがあるんだろう。
なんで、わたしが、いるんだろう。
死んだらどこにもいなくなって、わたしの見ている世界も消えてしまうんだろうか。
それとも肉体と意識がなくなるだけで、風のようにこの世界に散らばって、どこかには自分が存在してることになるんだろうか。
たぶん人類の歴史の中で、数えきれないほどの人が考えただろうことを、自分も考える。
考えて、感じて、やがて意味もなく消える。
お墓はべつにいらない。自分がいなくなったあとのわたしのことなんてどうでもいい。
ただ、自分が考えて、感じたことを、少しでも多く書き残しておきたい。
何を愛して、どんなふうに笑ったか。
他人にはどうでもいいことを、それでも少しでも多く書き残していきたい。
こんな広い宇宙の中に
なんで自分がここにいるんだろう
そんなことはきっと考えないでただ産まれては愛されて、死んでいくだけの動物たちが羨ましい