ホワイトザーサイ、食べました
仕事の準備を慌ただしくしていた時のこと──
『どうせ運転しながら食べるから、おにぎりにしよう』
そう思って、デカおにぎりを作りました。
中に入れるもの、なんかないかな……あ、そうだ!
瓶詰めのザーサイがありました。
仕事が忙しくて久しく空けてなかったけど、そんなに古くはなかったはず。
蓋を開けたらなんだか白いカビのようなものが、表面にだけ、ありました。
カビかな? と、一瞬、思いましたが──
冷蔵庫の奧のほうに入れてたので、うちの冷蔵庫は奧のほうは凍るほどに冷えるので、『あぁ、凍ってるんだ』と納得し、一応白いカビのようなところは捨てて、おにぎりの中に入れて、握りました。
運転しながら食べました。
ほら、美味しいやん。なんともないやん。
そう思いながら食べていたら、激しくお腹が痛くなってきました。
『や……、やっぱり……あれはカビだったのか?』
念のため、もったいないけど食べかけのおにぎりは食べずに捨てました。
それからも仕事か忙しく、次にそのザーサイの瓶を開けたのはそれからさらに一週間以上後。
蓋を開けると、中にびっしりと、白いカビがありました。
まぁ……
ブルーチーズみたいなもんだよね?




