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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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夢は勝手に流れる

 なかなか寝つけない時に

 どういう物語を作ろうか

 思いを巡らすことがある


 物語は勝手に生まれない

 そいつは私のつくりもの

 さて続きをどうしようか


 そのうち知らないうちに

 物語は勝手に流れだして

 私の意思など無視をして


 眠りが訪れはじめたのだ

 夢を見はじめているのだ

 そう意識して目が覚める


 夢は勝手に流れる

 私の知らない景色を見せる

 私がつくろうとしてもどうしようもない現実世界のように

 私の外で勝手に動いていく

 なんであんな夢見たんだろう

 あそこは一体どこだったんだろう


 あのひとは

 一体誰なんだろう

 どこへ行けば逢えるんだろう


 ぽろっと涙が出たりする

 でも悩んでた物語の続き

 夢が勝手に作ってくれて


 素晴らしい着想をくれる

 素晴らしい結末へと導く

 よし書こう! 忘れてる


 思い出そうとしても遥か


 記憶の海に流れてしまう

 遠くの海へ消えてしまう

 絶対名作になったのに!


 ほんとうにそうなのかは

 眉唾なほどにわからない




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― 新着の感想 ―
 昨日、猫に鼻の頭を舐めてもらう夢を見ました。  ただ、猫といる夢もいいものです。
[良い点]  逃した魚の大きさが、人に話すほど大きくなるように‥‥夢の中の物語は、二度と書けない大傑作に思えて仕方ありません。
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