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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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窓だけがピカピカに綺麗な家

 九州の山の中を走ってました。


 すれ違う車もないような、山の奥。


 こんなところに住んでるひとはいないだろうと思われるような、片側一車線の国道。




 家がありました。


 ぽつんと一軒だけ。


 森の中に埋まっているように、道から少し降りたところにありました。


 築何年だろう……。

 少なくとも80年以上は経っていそう。

 木の壁はところどころ剥がれ、屋根は青い藻の色。


 駐車している車はなく、それどころか周りは雑草だらけで車を停められるスペースもありませんでした。


 こちらを向いている面には窓が一箇所だけ、ついていました。

 縁側についているような、大きなガラスサッシの窓。

 潰れたような外観のその家なのに、その窓だけ、まるで今朝窓拭きしましたみたいにピカピカでした。


 なのに家の中は昼間なのに真っ暗で、カーテンもかかってないのに何も見えず、なんというかホラーを感じました。


 なんで窓だけあんなにピカピカだったんだろう……。




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― 新着の感想 ―
 その一枚は妖怪:窓磨きに、気に入られてのです。  ちなみに唾液がワックスになってます。
[良い点] 屋根や外壁といった他の部位は相応に経年劣化しているのに、窓だけは奇麗なのですか。 それは何ともミステリアスですね。 ホラー物ですと、好奇心に駆られた若者が肝試しに行った末にえらい目に遭いそ…
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