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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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お鍋でごはんを炊いたら超うまかった

 以前、こちらの連載エッセイで炊飯器がおかしくなったことを書きました。

 それから一応危なっかしいながらも復活してくれたので、だましだまし使っていたのですが……


 今日、いきなり、遂にまったくスイッチが入らなくなりました。


 お釜にお米を入れ、研いで、セットして、スイッチを押しても、何度押しても、どれだけ深く押しても、逆に浅く押してみても、叩いてみても、コンセントを何度か抜き差ししてみても、関係ないスイッチを押したら炊飯はじまるかと思ってタイマーとか押したらふつうにタイマーセット画面になって、どうしても炊飯できないので、ようやく諦めました。


 どうしよう。

 今晩はにんにくごはんにしようと決めてたのに……。


 前にこちらの感想に『お鍋でも炊けるしね』と教えてくださった方がいらしたのを思い出しました。


 よし、お鍋でごはんを炊こう。


 やったことないけど……。


 ネットで炊き方を見たら簡単そう。

 とりあえずレシピを読むのはめんどくさいので、ぶっつけ本番でやってみることにしました。


 飯盒で炊いた経験はありましたが──

 もしかしたら私は見てるだけで、友達に炊いてもらったような気もする……。


 まぁ、あれだ。


 はじめチョロチョロ中パッパとかいうよな。


 意味わからんけど。


 はじめの2分ほどは強火で、そこからだんだんと火を弱めていき、最後はトロ火でくつくつやって、火を消してから10分間蒸らしてみました。はっきりいってテキトーに、勘でやりました。


 炊きあがったごはんにしゃもじを入れる時のドキドキ感が凄かったです。

 ほんとうに炊きあがっているのだろうか?

 おかゆみたいにベチャッとしてたらやだな……。

 逆に底のほうが焦げて鍋底にくっついててもやだな。


 えいっ!


 混ぜてみると、綺麗に炊きあがっていました。奇跡!

 ふっくらで、ツヤツヤで、美味しそうなごはん! 底のほうにはいい感じのおこげもできてました。

 ちなみにお米はこの物価高で仕方なく買った大黒物産の『家計応援米』という超安くて不揃いかつ色も悪いボロ米です。炊飯器で炊くといつもボソボソした感じに炊きあがってました。


 一口食べて、声が出ました。

「美味しい!」

 炊飯器で炊くのより明らかに甘みがあって、これぞ炊きたてという感じの美味しさで、思わず白米だけで三口いけてしまいました。ふりかけをかけたらそれだけでお茶碗一杯食べられてしまいました。


 これから毎回、お鍋で炊こう!


 ……なんて、めんどくさがり屋の私が思うはずもなく──


 やっぱり自動で炊きあがって保温もできる炊飯器という文明の利器は有り難いものなのでした。





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― 新着の感想 ―
 フライパンでも、炊けるかも!  ピラフ?
[良い点] 炊飯器よりも早く炊き上がったり、高温で一気に炊き上がるので冷めても美味しく食べられたりと、鍋での炊飯には色々なメリットがあるみたいですね。 とはいえ、セットすれば自動で炊き上がる炊飯器のメ…
[一言] 保温ができるのは大きいですけれど、なんかその内納豆の匂いがしてきたりするんですよね… 納豆菌は簡単には駆逐できないとか。 ガス火で炊いた方が早くご飯が出来るようにはは思うのですが、コスト面で…
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