栃木県の難読地名
最近、栃木県を走っていて、『まじかよ!』と思うことが二つありました。
トンネルの入口に、そのトンネルの名前が書いてあります。
私はいつもそれを目にしてはいました。
『五十部トンネル』
さて
何と読むでしょう?
答えは『よべトンネル』だそうです。
なぜに……どこから五十部がよべになった!?
ちなみに『よべ』と入れて変換したら今、一発で『五十部』が出てきました。
なかなかやるな、栃木県……。
宇都宮方面からだとそのトンネルの手前になると思いますが、『真岡市』というところをいつも通ります。
「あー……。まおかまで帰ったかー。じゃ、あと9時間ぐらいで着くな」
そう呟きながら、標識に書いてあるローマ字を見て、びっくり。
『真岡《Moka》』
な……、なんだってー!?
っていうかどう読むのかわからない。ふつうにローマ字のまま発音すれば『モカ』だけど、そんなはずはない。英語のシラブルじゃあるまいし……。
じゃ、もしかして『M』は発音せずに『オカ』とか!? いやそんなはずはない。英語の『Know』じゃあるまいし……。
調べたら、ひらがな表記する時は『もおか』、発音する時は『モーカ』なのだとのこと。
じ……じゃあローマ字表記は『Mooka』じゃないのかよ……。
とにかく栃木県、手強いです。
っていうか難読地名とか多すぎる日本語嫌い!
日本語ほど『音』に無頓着な言語、他にあるだろうかって思います。
やたら繊細な表現か可能な言語だとか自慢してるのを聞きますが、音に関してはダメダメ。
英語も中国語も音の数が千以上ありますが、日本語は百ちょっと。
『an』と『ang』を違う音として認識しないのなんて、日本語ぐらいじゃないんでしょうか?
「ふーん」って、自然に言ってみてください。
それは「ふーん」ではないはずです。
ほんとうに文字の通り「ふーん」って言ったら、たぶんバカにしてるみたいな感じになります。
「ふ」と「ん」を同時に言って、語尾に「ー」をつけた感じの音なはずです、今、あなたの口から生まれた音は。
つまり『(ふ+ん)ー』と表記するのが正しいはずです。
なぜに「ふーん」?
誰がどう聞いても「(ふ+ん)ー」なのに?
ちなみに英語では「Hmm……」。
ちょうどアメリカ人が「hmm……」と言うのを最近聞きましたが、日本人の「ふーん」と同じでした。
日本語には「(ふ+ん)」を書き表す言葉が、ないのです!
そろそろ何が言いたかったのかわからなくなってきましたが……
とりあえず、日本語が音に関してダメダメなのは、栃木県のせいではない。




