表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

244/490

栃木県の難読地名

 最近、栃木県を走っていて、『まじかよ!』と思うことが二つありました。


 トンネルの入口に、そのトンネルの名前が書いてあります。

 私はいつもそれを目にしてはいました。


『五十部トンネル』


 さて


 何と読むでしょう?



 答えは『よべトンネル』だそうです。


 なぜに……どこから五十部がよべになった!?

 ちなみに『よべ』と入れて変換したら今、一発で『五十部』が出てきました。



 なかなかやるな、栃木県……。



 宇都宮方面からだとそのトンネルの手前になると思いますが、『真岡市』というところをいつも通ります。


「あー……。まおかまで帰ったかー。じゃ、あと9時間ぐらいで着くな」


 そう呟きながら、標識に書いてあるローマ字を見て、びっくり。


『真岡《Moka》』


 な……、なんだってー!?


 っていうかどう読むのかわからない。ふつうにローマ字のまま発音すれば『モカ』だけど、そんなはずはない。英語のシラブルじゃあるまいし……。


 じゃ、もしかして『M』は発音せずに『オカ』とか!? いやそんなはずはない。英語の『Know』じゃあるまいし……。


 調べたら、ひらがな表記する時は『もおか』、発音する時は『モーカ』なのだとのこと。


 じ……じゃあローマ字表記は『Mooka』じゃないのかよ……。


 とにかく栃木県、手強いです。


 っていうか難読地名とか多すぎる日本語嫌い!




 日本語ほど『音』に無頓着な言語、他にあるだろうかって思います。

 やたら繊細な表現か可能な言語だとか自慢してるのを聞きますが、音に関してはダメダメ。

 英語も中国語も音の数が千以上ありますが、日本語は百ちょっと。

『an』と『ang』を違う音として認識しないのなんて、日本語ぐらいじゃないんでしょうか?


「ふーん」って、自然に言ってみてください。

 それは「ふーん」ではないはずです。

 ほんとうに文字の通り「ふーん」って言ったら、たぶんバカにしてるみたいな感じになります。

「ふ」と「ん」を同時に言って、語尾に「ー」をつけた感じの音なはずです、今、あなたの口から生まれた音は。

 つまり『(ふ+ん)ー』と表記するのが正しいはずです。


 なぜに「ふーん」?


 誰がどう聞いても「(ふ+ん)ー」なのに?


 ちなみに英語では「Hmm……」。

 ちょうどアメリカ人が「hmm……」と言うのを最近聞きましたが、日本人の「ふーん」と同じでした。

 日本語には「(ふ+ん)」を書き表す言葉が、ないのです!


 そろそろ何が言いたかったのかわからなくなってきましたが……


 とりあえず、日本語が音に関してダメダメなのは、栃木県のせいではない。




 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 変な読みかたでなくとも、どっちの読みかたかわかんないことも多いですね。  上坂すみれさん、ずっと「かみさか」だと思ってた!
[良い点] 自分が住んでいないとか、通らない(道路標識を目にしない)場所の地名はわからないところがおおいですね! 昔は音はかなりあったみたいなのですが、時代の流れで消えていった音がいくつもあるそうで…
[良い点] 地名って、難しいの結構ありますよね(((・・;) 岡山の“美作(みまさか)”とか、三重の“駅部田(まえのへた)”とか“相差(おうさつ)”とか…… 地元で当たり前に読んでたけど、大阪の“枚方…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ