私のギブソン
じつはもう結構前のことですが、憧れのギブソンを買ってしまいました。
ギブソンとはアメリカのギターメーカー。
私が買ったのはギブソンSGスタンダードというモデルです。
見て! かっこいい!
うちのフェレットくんも見とれにやってきました。
ギブソン!
私は今まで色んなギターを買ってきました。
最初にこれを買っとけば何もいらなかったかなと思います。
はっきりいって、工業製品としてというか、作りの良さ、正確さでいえば、前に買った国産のフェルナンデスのほうが素晴らしいんですが……
楽器としていえば、ギブソンSGさん、飛び抜けてます。
音に奥行きがあるんです。これを弾いたあとにフェルナンデスを弾くと、音がすごくのっぺりと表面的に聞こえてしまいます。
チューニングは3弦が狂いやすく、3弦18フレットの音が伸びずに途中で消えるという欠点はありますが、それでも最高にいいギターだと思います。
何より私はブラック・サバスのトニー・アイオミさんが好きなんですが──
あの音が、出ます!
ジューダス・プリーストのグレン・ティプトンさんの初期の音も出してくれます!
人間椅子の和嶋さんの音も出ます!
まぁ、弾くやつのテクがないので、簡単なフレーズだけですが……。
ちなみになぜかAC/DCのアンガス・ヤングさんの音は、出ません。
モデリングアンプでマーシャルを選んでも、ちっとも似た音になりません。
なぜだ……。
まぁ、何よりやっぱり所持欲を満たしてくれるところが今までのギターとは大違いです。
この色がまた好きなんです。
SGといえばふつう赤か黒、あるいは白か青で、昔にはウォールナットという茶色系の色も流行ったらしいですが、そのどれとも違う、ナチュラル・バーストという珍しい色です。不人気色らしく、それゆえにか安かったんですが、私は気に入っています。
中古で傷だらけなのですが、それも味のうちだと思っています。
とりあえずもっとうまくならねば!
弾く人間がギターに釣り合っていません。




