労働とはビールをうまく飲むためにある
給料日前、立ち寄ったスーパーマーケットで、目に毒なものを見てしまいました。
ドイツビール1ケース、消費期限間近のため、大安売り!
大安売りでも給料日前の私にはとても手が出せません。借金してビールを買うわけにもいかないし。
給料日を過ぎても売れ残ってることを祈りながら、涙を飲んで、一番安い第三のビールを一本だけ買って帰りました。
給料日の帰り、急いでスーパーに行くと──
あった!
ありました!
みんな国産のよく知ってるやつじゃないとビールだと思わないのか、まだいっぱい残ってました!
1ケースだけ買いました。ほんとうは全部買いたかったけど……。
部屋に帰って、早速いただきました。
常温のまま。プシュ! ぐいっ!
「うまーーーーい!!」
ドイツビールというには少し淡麗ですが、っていうかドイツビールの特徴とかよく知らんけど、ドイツビールらしく味わいがあって、まぁ一言でいえばフルーティーで「うまーーーーい!」としか言いようがありませんでした。
常温とはいえ冬なのでそこそこには冷えていて、労働を終えたばかりの飢餓感も手伝って、ぐいぐい進み、その夜のうちに6本飲んでしまいました。
連休がやってきました。
私も2連休。正直休みいらんのやけど。給料減る。
ビールはたんまりあるし、飲んで過ごすぞ。そう思っていたのですが……
1日1本しか減りません。
やっぱりビールがうまいのは労働したあとだからこそ?
労働とはビールをうまく飲むためにあるもの?
まぁ……
うまーーーーい! と声は出るんですけどね。




