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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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209/490

初めて見たテンは……

 雪のちらつく中、大型トラックで自動車専用道路から下りていた時のこと──


 狭い流出路がやたらと混んでいました。

 先頭を走る中型トラックが20km/hぐらいでノロノロ。

 まぁ、狭いし、凍結してたら怖いしで、仕方ないなと思いながら、かなり後のほうをついて坂を下りていると……


 ある一点で前の車がみんな、左側ギリギリを通っていきます。

 何かあるのかな? と見ていたら──


 流出路の途中、少し右側の路上に、見慣れない動物が横たわっていました。

 黄色い体毛が印象的な、細長い体の生き物が、どうやら車に轢かれたようで、悔しそうに目を閉じて、横向きに斃れていました。


『あれ……なんだっけ? ハクビシン? いや……。えーと……』

 30秒ぐらい考えて、ようやくその名前が頭に浮かびました。

テンだ!』


 ハクビシンもオコジョもクズリ(日本にはいない)も実物は見たことありません。

 テンも画像でしか見たことありませんでした。後で画像検索してみると、間違いなくさっきのはテンくんでした。

 山の中ですが結構町から近いところで、こんなところに見慣れない動物がいるんだなぁと思いました。


 同時に、私はフェレットを飼っているので、うちのフェレットくんの姿がテンくんの横たわる姿に重なりました。



 車を運転していると、どうしても動物を轢いてしまうことがあります。

 私はプロになってからも鳥を3羽轢きました。轢いたというよりは上から当たりに来たんですが……。

 あと、初心者の頃にアルパカのようなおおきな哺乳類を一頭、轢きました。怖くて逃げてしまいましたが……。(反省しております)

 アマチュアの頃には犬を一匹、猫を二匹轢いたことがあります。

 最近は視界が広くなり、出てくる前にわかるようになったので、まったく轢かなくなりましたが、それでも崖から駆け下りてきた鹿や、いきなり目の前を横切ったイタチや猪のことはあわや轢きそうになりました。


 もしもうちのフェレットくんがお散歩中に車道に飛び出して轢かれたら……とか、よく考えます。

 私の愛猫は昔、バイクの人が故意に轢き逃げしていきました。


 罪深いな、自動車運転……。


 気をつけたいと思います。




 テンくんに合掌……m(_ _)m





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― 新着の感想 ―
[一言]  キツネさん、可哀想だったのを見たことあります。  動物用の地下歩道とかあればいいのに。
[良い点] 車と動物の事故は、もちろん仕方ないものなのですが、やはり胸が痛みますね。 車も無事では済みませんし、何か行政から対策が欲しいところです。
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