ホラーの定義 〜 夏のホラー企画に寄せて 〜
単体で投稿しようと思って書き始め、書き終えてみたらここに収めるしかないなと思いました。
最近ホラーばかり書いてるような気がします。
ただ、私のホラーは読む人によっては、あるいはほとんどの人にとっては、『ホラーじゃない』と言われそうです。
なぜなら私は公式の定義した『ホラー=怖がらせるもの』というやつを無視しているからです。
そんな私にも、自分なりのホラーの定義はあります。
お教えしましょう。
『作者がホラーだといえば、それはホラーなのである!』
暴論でしょうか? いいえ大真面目。
ホラーを書くつもりで書かれたものは、読者が何といおうとホラーなのです。
もちろんここで『ランキング1位を狙ってのジャンル詐欺』は含みません。
そんな不純なものではなく、
作者が心から『これはホラーなんだー!』と思って書かれたもの──
そのすべてがホラーです。
考えてもみてください。
あまりにショボいお化けが出てきて、どうしても誰もが脱力して笑ってしまうようなもの。
それもホラーです。
お化けとかなんにも出てこなくても、あの人が「こわいなー、こわいなー」と言いそうな雰囲気だけあるもの。
それもホラーです。
作者に怖がらせるつもりなんか微塵もなくて、ただ単に主人公を幽霊にしたもの。
それもホラーです。
子供向けで、大人が読んだらほっこりし、子供が読んでも怖さに泣き出さないような、ハートウォーミングなもの。
それもホラーなんです。
ぶっちゃけジャンルなんてどーでもいいんです。
むしろどう見てもホラーじゃないものを「ほらほら! ホラーだよ!」と言い張って、ジャンル破壊するような勢いのあるものこそホラーなのです。よくわからんけど。
型にはまったホラーなんて退屈!
みんなが笑えるホラーや心温まってほっこりするようなホラー、ヒトコワの真逆で『にんげんっていいな』みたいなホラー!
そんなんでもいいじゃないですか!
型にはまるのやめましょうよ!
ホラーに自由を!
ホラーを『ほりゃあああ』にしよう!
既に自分が何を言ってるのかわからなくなってきた!
おやすみなさい!




