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【連載エッセイ】宇宙人のひとりごと  作者: しいな ここみ


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生命パワーが足りない

 毎日、暑い。


 ただでさえ体力なくて、生命パワーが希薄な私である。


 一日終わったらクタクタになっている。


 っていうか昼ぐらいには既にクタクタだ。


 正確に言うなら朝、仕事の準備とペットのお世話を終えた時点でもうクタクタだ。





 小説を書くのに体力なんていらないと以前は思っていた。


 楽しく書けばいいだけだと。ゲームをするようなものだと。


 さすがに体力が仕事や暑さで奪われてたら、ちょっとは執筆速度も落ちるけどな、



 と。





 最近は執筆することじたいに体力が必要だ。


 一作書いたらヘトヘトになっている。


 いや、書いている途中からもうヘトヘトだ。


 正確に言うなら書きはじめる前から腕がプルプル震えている。





 仕事の現場で長袖の制服を着て姿勢よく作業をしている人たちを見ると、凄いなと思う。


 60歳ぐらいのおっちゃんでも背筋をピンと伸ばして、猛暑の屋外で重たい紙袋をパレットに積み替えている。


 なんであんなに動けるんだろう。


 私は歩いているだけでダラダラになる。


 歩き方もダラダラ。汗もダラダラ。


 生命パワーが体から抜け出ているのだ。





 暑いという理由だけで私は幽霊になれる気がする。


 こんな状態で仕事もしつつ、さらに小説の執筆など──


 できた。


 なぜか、できてしまった。






 私の必殺技のひとつに『自動筆記』がある。


 頭ではなんにも考えず、指が動くままに文章を書くことができるのである。


 私の後ろに誰がいるというのだろう。


 文豪の背後霊だったらいいな。






 しかし……、その背後霊に生命パワーを吸われていないか心配ではある。




 では、おやすみなさいm(_ _)m









 どうか無事に目覚めますように……。

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― 新着の感想 ―
[一言]  ていうか、背後のやつが本体なのでは???  てか、どんな文豪なら、しいな先生のような作品を描くのだろう。  って思ってたけど。  マンガ界で言えば、○○先生や◇◇先生とかも、たいがいなも…
[一言] イキロ
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