麗ちゃんの唐揚げ
昨日の夜は唐揚げを作りました。
最近は冷凍食品やスーパーの惣菜ばっかりだったので、自分で作るのは久しぶり。
以前に『唐揚げ、睡眠、雨のち花』という短編小説を書きましたが、その中に『麗ちゃん』という人物が登場します。
私の作る唐揚げは、その麗ちゃんのモデルになっている人の直伝です。
私はとにかくなんでも目分量で作るので、作るたびに味が変わります。
ご飯を炊く時の水の量も、目盛りを見ずに勘でやります。それでいつもベチョベチョにも固くもならず、ふっくらご飯が炊きあがってますが……
唐揚げはいつも出来映えがまちまちです。
でも昨晩は上手に出来た。それでチョーシこいて、作り方のエッセイでも書いてみるか♪ なんて、思い立ちました。
麗ちゃんの唐揚げはとにかく『手軽に美味しく出来る』のが売りです。
私にとっては世界一美味しい唐揚げです。
作り方は本当に簡単。家にいつも揃っている調味料ですべて出来ます。
【材料】
・鶏肉(なんでも)
・小麦粉
・片栗粉
・塩
・ブラックペッパー(あらびき胡椒)
・醤油
・酒
・焼肉のたれ
・しょうが(チューブのやつ)
・にんにく(チューブのやつ)
鶏肉はモモならサイコロぐらいに小さく切ってそのまま使います。ムネなら包丁の背で叩いてやわらかくしてからやはりサイコロぐらいに小さく切ります。手羽中を使ってチキンバーにしても美味しいです。
鶏肉に塩胡椒をし、揉みます。醤油、酒、焼肉のたれ、しょうがとにんにくを合わせた調味料に鶏肉をつけ、30分以上味を染み込ませます。
あっ。調味料の分量はテキトーに、お好みで。焼肉のたれは入れすぎると唐揚げとは違うものになってしまうので、少量がいいと思います。
味を染み込ませたら、片栗粉と小麦粉を半々ぐらいまぶして、纏わせます。ビニール袋に入れて振っても、容れ物の中で混ぜ合わせても、テキトーに。
粉が調味料に濡れて鶏肉にまとわりついたら、揚げます。小さく切ったお肉を接着させて、ふつうの唐揚げぐらいの大きさに纏めたものを、私は電気フライヤーで170℃で3分ぐらい揚げています。
二度揚げするなら180℃がいいらしいです。『二度揚げすると美味しい』とよく言われますが、私は面倒くさいので一回で済ませます。
一度揚げでしっかり衣カリッカリの中じゅんわーになります。たまに失敗して衣とろっとろの中カッチカチになったりはしますが。
見た目は黒いです。焼肉のたれ、醤油、ブラックペッパーと黒いものを多用しているためでしょう、たぶん。
黒い衣を歯で割ると、中からジューシーな鶏肉が出てくるのがたまらんです。衣をつけたお肉を接着しているので、中にも衣が入っています。それがまた外のカリカリと食感が違って柔らかくてうまいのです。
味はブラックペッパーと焼肉のたれが仕事をして、パンチがあります。焼肉のたれ+にんにくのダブルにんにくパワーでスタミナもつく感じ?
でも上手く作れれば、パンチはあるけどしつこくなく、むしろ優しい味わいで、いくらでも食べられます。
ちなみに今日の仕事のお弁当にも入れました。冷めてもサクサク&ジューシーで美味しかったです。
成功すれば、ほんまに世界一美味しい唐揚げです。
ちなみに私の成功確率は三回に一回ぐらい。失敗するとカチカチになったり、中の肉がカスッカスになったりします。適度なパンチが売りなので、味つけが薄いと物足りませんし、濃いとパンチがありすぎて嫌になります。
え? いつも美味しく作りたいなら目分量をやめろって?
それじゃ面白くない!(๑•̀ㅂ•́)و✧
っていうか本音を言うと、いつも麗ちゃんに作ってほしいのです。




