０１ はじめに
ここでは、今、ゲーム用のデスクトップパソコン（ノートパソコンを除く）を持っている人向けになります。新たにパソコンを買う場合はマイニングなんか一過性のものでゲーム用のマシンがほしいんだよ、ってな人がターゲットになります。くれぐれも本気でマイニングなんて考えないでください。その予算は別の目的に使いましょう。その方が幸せになれます。本当です。
コンピュータで小銭が貯まる。そんな話があります。
私はゲームが好きで、パソコンの自作も好きです。
でも、お金はそんなに無いので10年近いほどに古い自作パソコンでちまちまとパーツを交換しながら誤魔化してきました。
そんな自分がニュースで仮想通貨ビットコインの話を聞いても、ああそうなんだ凄いね、さぞや立派なコンピュータで計算しているんだろうね、まぁ関係なさそうだと聞き流してきました。
パソコンゲームはゲーム画面を綺麗に滑らかに表示させるパーツがあり、そのパーツさえ取り替えればそれなりに遊ぶことができます。
実はそのパーツ、グラフィックボードが仮想通貨を得るために重要な役目だったのです。
この文章を書いている令和3年上旬、仮想通貨ビットコインは相場が高騰し500万円を超える勢いで取り引きされています。仮想通貨にはビットコイン以外にも種類がある、相場はそれぞれ違い、まるで株式のようだ、仮想通貨は暗号通貨と呼ぶのが定められたぐらいまで知ったのは最近のことです。
きっかけはグラフィックボード（グラボと呼ばれます）を買い替えようとしたことでした。旧型のモノでも大丈夫なのですがそろそろ新しくしようと、お金も貯まったので3年ほど使った部品を処分し（友人にあげます）数万円の予算でそれなりの新型を買おうと情報を集めたのです。
そのとき上位機種のグラボが品薄、入手困難だと知りました。まぁ予算外の買い物はできないし関係なさそうだと思ったのですが、なぜ品薄状態なのか気になり色々見ていく中で暗号通貨を稼ぐために皆が争って買いに行っていることがわかりました。
私の予算で買える機種までには波及することは無いようなので何事も無く買い替えたのですが、暗号通貨ビットコインを得るには比較的安いグラボでもそれなりに出来ると知ったのです。
それなりにとは言え１年間頑張れば１０万円近い金額を稼げるらしい（今の相場では）ので、もう少し詳しく調べてみました。
暗号通貨にはいろいろな種類があると先に書きましたが、その中のビットコインはBTCと略号で表記されます。どうやらパソコンで稼ぐのはBTCが主流のようです。どんなカラクリで稼ぐのかはわからないのですが、コンピュータをインターネットにつなぎ（今ではつながっていないパソコンはほとんど無いと思いますが）専用のソフトを使えば少し、ほんのわずかですが、BTCが貯まっていきます。
貯まったBTCはそのままでは普通に使うことが出来ません。暗号通貨取引所を通じて円に交換し普通の口座に移して、ようやく自分のお金と実感できるのです。
暗号通貨取引所と聞き慣れない言葉が出てきました。インターネット検索で見てみると様々な会社がそれを運営しています。暗号通貨は専用の口座に入出金（入庫、出庫が正しい表現らしいです）することが出来て、支店名も口座番号もありません。専用口座は今時らしい英数字や記号の数十桁に及ぶ、まるでパスワードのような表記になっています。これを１文字でも間違えるとせっかく稼いだBTCはインターネットの闇の中に消えてしまい返金されることもないようです。
らしい、らしいが続いていますが、実際にはまだ取引が出来るほどに貯まっていません。なんせ１BTCは５００万円近いのです。パソコンを終日動かしても数百円（0.0001BTC）ぐらいしか稼げないのです。
取引の最低単位はその１０倍になっているので、少なくても１０日間は延々動かさなければいけません。そんなことをすればせっかく買ったグラボや下手をするとパソコン本体が壊れてしまいます。
幸いにも自分が組み立てたパソコンはグラボをあと一つ追加できることがわかりました。
そこで、へそくりから同じ額を持ってきて同じようなグラボを追加しようと考えました。
お金を用意してグラボを買おうとネット通販を見に行くと驚いたことに潤沢にあった商品は品薄になっていて値段もわずかに上がっているのです。
皆さん考えることは同じだなぁと感心することしばし、わずかに残った商品を無事購入しパソコンに取り付けました。
これで、BTCを倍近いスピードで稼ぐことが出来ます。
ここまでBTCを稼ぐと表現してきました。世間一般ではこれをマイニングと呼んでいます。インターネットのカラクリからBTCを獲得する、まるで貴金属が埋まっているかもしれないと採掘する行為を思い起こさせるためらしいです。
実際にどうすればBTCをマイニング出来るかを説明したいのですが、ちょっと文章が長くなってきたようです。続きはまた今度にさせていただきます。
なお、お約束ですが全て【自己責任】で行ってください。
パソコンの故障や財産的損害などについては一切保証しません。
よろしくお願いします。
