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ツン100%の君を落としてみた  作者: スクールストライカー
7/13

クラス分けで

ブックマーク宜しくお願いします!



 「しょうたー、もうアヤちゃん来てるよ~。」

 「はいはい、もう行くよ。行ってきます」

 「は~い、いってらっしゃい!」


 時間ギリギリまで整えた制服と自分に見惚れながら、急いで玄関に向かう。


 「よっ!おはよ」

 「チッ、……うん、オハヨー遅いよ~」


 し、舌打ち!

 絶対、昨日の事を引きずってやがる!


 「あ、ああ、悪い」

 「じゃあ、……ガッコ行こう!」


 間を開けるのが怖いのだが…


 ガッコ?行くか。





 突然ですが皆様、この敷居を跨ぐと、何が起こるでしょうか?

 ①結界の外側に出たことにより、魔物に襲われる。(性獣?)

 ②どこにでも行けるドアなので、一瞬で学校到着。

 ③彩音が暴れる。(死者多数)



 答えは簡単だ。

 ③に決まっているだろ――――――――「グハッ!」


 き、決まった…

 下を向けば、鳩尾に拳が…



 俺は、朝になると、既に身体は冷たくなっていた。




 だが、まあ、しかしだなぁ、都合のいいのがラブコメの世界!

 たとえ、全身が80%火傷していようとも明日には治っており、たとえ、背中を十回刺されようとも明日には治っているのだ。

 意味わからんねぇだろ?そんなもんだ、考えるな、諦めろ?



 

 

 そうこうしていれば(一方的な虐めを受けていれば)、学校に着いた。

 さすがに、家が近いこともあって、初日だというのに見える生徒の数が少ない。これで早いのか。


 確か、昨日貰ったパンフレットによれば、第一校舎の東の壁、大きな桜の近くだったはずだ。

 ああ、丁度そこに人が集中している。


 「彩音、楽しみか?」

 「ま、まあ、そこそこ?緊張の方が強いですが……あ、学校では話しかけないでくださいと言いましたよねぇ?やめてください。先生呼びますよ。」

 「い、いきなり、俺の周りからの評価を下げようとするな!」


 もし、初日から虐められるようになったら……ん?俺、虐められる要素なくね?

 あ、良かった。普通に話しかけよ。



 

 あれか?

 ん~ん?見えん。


 「えと~」少し目を凝らしながら、人の合間を縫ってクラス分け発表の張り紙に近づいていく。

 まだ見えんな、もう少し。

 

 すると、隣で「あ、」と、間抜けな声が聞こえた。

 そして、彼女の顔がどんどん青ざめていくのを見て確信した。




 俺の望みは叶ったと。



 


 

どうでしょうか?

今日は、まだまだこれから!

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