入学式
ブックマーク宜しくお願いします!
――――――――ガタンッ
……ん?ああ
「お、やっと終わったか~。」
彩音にパイプ椅子を蹴られて起きる。
周りを見れば、転寝している奴らがちらほら。
フンッ、けしからん。
校長の話がやっと終わったからか、伸びをしている奴がほとんどだ。
あー、忘れていたが、ここは頭が弱い奴の集まりだ。
故に、地域のゴミと指違いないのである。……ま、まま、まあ、お、俺は、違うけど…。
因みに、俺の五教科の総合は百未満だけどなっ! キラーンッ……交換が古いか。
「ふぁ~あ、寝みい~」
重い瞼を再び閉じようとすれば、彩音にまたも刺激を与えられた。
あ、期待すんなよ。
……ただ、髭抜かれただけだから。
あ、顎がイてぇ
しばらくして、入学式は終わって、俺達は解散になった。
クラスの振り分けを発表されるわけでもなく、ただ帰された。
本格登校は、明日からだ。
クラスメイト達と仲良くできるといいが……番長とか、いないよな?
……メッチャ居そう。なんせアホしかいないからな。
「はあー、よし、帰るか」
「そうですか。では、このかばんを持ってください。いいですか。ありがとうございます。」
うおっ!
言葉とは裏腹に、乱暴に投げられた学校指定のカバンをキャッチする。
イタッ、くはないな。
何も入れていないそれを丁寧に持ち替える。
「どこか寄っていくか?」
気の利いた事を言う俺氏。
因みにこれは、二か月前に考えたセリフだけどなっ!
「あ~、あなたが死んでくれるというのなら、一緒に駅前のカフェに行ってあげてももいいですよ。」
「よし、決まりだ。行こう」
「死んでくれるのですね。」
花を咲かせたような顔をする彼女。
「ああ、もちろんだ。一緒の墓に入ってやる。」
死んでもストーカーのような発言だが、許してくれるだろう。
「////////そ、そ、そうですか、い、一緒の墓に入るでは遠慮しますが、……奢ってくださいよ。もちろん。当たり前だとは思いますが。一番高いのでお願いします。」
うん?
顔が赤いのは分からないが、……放課後デートのお誘い成功だな。よし。
どんどん青春するぞ~!
どうでしょうか?
感想,アドバイス等ありましたら、宜しくお願いします!
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