昼休みで
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午前の授業が終わって、昼休みに入った。
授業はしかっりと受けた。当たり前である。だけどまあ、中学の時は先生の話など一言も聞いてなかったな。
だが、今はそういうわけにはいかない!小テスト,定期テスト,大学受験?
そんなものは知らん!ただ、俺が起きている理由は彩音の授業中の発言を聞き逃さないためである!
これを人、父性と言う。けっして、ストカー性?ではない!
「あ、俺の机で食うか?」
「うーん、何でもいいぞ。ん、でも、…彼女も一緒でいいか?」
これは驚いた。
倉本は彼女もちらしい。
妬まし…くはないな。問題ない。呪い殺すのみだ。
「かまわないが…紹介しろよ。」
「ああ、俺の彼女として、な。」
フンッ、失礼な奴め。誰が人の彼女を取るかっ!そんなもの、考えたのは一瞬だけだ!
血眼でハンカチを嚙みながら心の中で悪態を取っていると、教室の端から一人の女子が近づいてきた。
陽キャ…ではないものの、モブキャラと言うわけでもない。
確かにかわいいが、落ち着いた雰囲気を纏っている。
うちの偽物清楚系ツンとは本質が違う。本物だ!清楚系普通キャ(バカ!)
「この子が俺の彼女だ。」
「初めまして」
「初めまして、小野寺です。倉本君のカレシです。」
「「……」」
彼女の顔が引きつったのが分かった。いや、露骨に伝わった。
「ハハハ…いや、さすがに冗談ですが、とにかくよろしくお願いします。」
「は、はあ…どうも」
ま、まあ、こんなものだ。ファーストキャッチは完璧だ(最悪だ)ったな。…うん、これから仲良くしていけばいい、よな?
だけどそうか、…これで彩音のボッチ問題も解決しそうだ。
「つか、もう食おうぜ!時間もあんまりねえし。」
「そうだな、そっちの机をこっちにくっ付けてくれ。」
ガタガタと音を立てて、倉本と彼女さん(名前はわからん)の対面に座るように場所をセッティングする。その時、もう一人が座れるように椅子を置く……が、彩音がいない!
教室を見渡せば、丁度教室を出ていくところだった。
呼び止めようとも思ったが、間に合わず、結局彩音をボッチにさせてしまった。
クソッ、失敗した…。
俺は、倉本たちと談笑を交わしながら、彩音の心配をした。
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