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ツン100%の君を落としてみた  作者: スクールストライカー
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プロローグ


初めまして。


好きです。ブックマークしてください!



新連載です。

どうかよろしくお願いします!



 俺、小野寺 翔太(おのでら しょうた)は、今日をもって高校生になった。

 肌をなでる生温い風が季節を教えてくれる。

 ま、普通にわかるけど……

 通うのは、家から一番近い高校だ。…てか、そこしか受からなかった。


 ゴ、ゴホン

 まあ、それはいいとして、まだ見ぬ学校生活に胸躍らせている。

 部活は何部に入ろうか、友達は百人出来るだろうか等々、考えただけでワクワクする。

 そして、何と言っても高校と言えば――――


 「どいて下さい!」  ドンッ


 うおっ!

 …くっ、痛いなぁ。


 それを、決して口には出さずに殴られた個所を優しくなでる。


 本当に痛い。

 おっと、説明がまだだった。

 

 俺を殴った彼女、いや、そのドメスティックバイオレンサーは、俺の家の隣人、幼馴染である。

 因みに、同い年で、お察しの通り同じ学校に向かっている。ギリギリ受かったからだ。


 「ねえ、私の半径三十センチメートル以内に入ってこないでって言いましたよねえ。」


 そんなこと言っていたかなと思って、記憶の中をあさりながら首をかしげてみる。


 「・・・・・・」

 「ああー、言ました!言った!」


 すると、イライラしながら俺の足をゲシゲシと踏みつけてくる。


 …うん、だから痛い。

 半径三十センチメートル以内はどうした…。


 「あなた、記憶力どうなってるのですか!その、くらい、覚えて、いなさい!……この馬鹿」


 …バカはお前だと言いたくなるが、それはお互い様なので言わない。

 だって、あの高校の偏差値がねえ……


 「はいはい」

 

 と、適当にあしらう。


 「フンッ、分かればいいです。…けど、死んでください。」


 唐突だが、俺は彼女が好きだ。……マゾじゃない、ぞ?




 高校生になってやりたいことの一つは、彼女、新川 彩音(しんかわ あやね)と付き合う事である。


 彼女は、モデル顔負けの美少女である。

 いやマジで、一家に一人欲しいくらいに……。

 着こなした制服、鼻をくすぐるいい香り、可愛く結んだ髪の毛、スラっとした足、出る所は出ている、敬語が可愛い等々。(マゾではない?)

 付き合いたい理由はいくらでもある。

 



 昔の彩音は、もっと純粋無垢な子だったが、いつの間にか、こんなのに変貌していた。

 ……しかし、俺は知っている。

 彼女は、家では昔のまま性格であるということを!

 隣人であればこそ知るミステリー。


 いや、気の許す相手にはデレ、外では100%ツン。敬語ツン。


 つまり、

 彼女は、偽りのツンである、かもしれない……です。





 ……もっとも、単に家族だけが好きである可能性もあるけど…。

 全く問題ない。

 俺が慣れればいいだけの話、ではまくて……。

 それは、裏を返せば好きなものには優しい(昔の性格)という事!


 出来るならば、その、ね、優しい子がいい、でしょ。ね?


 まあ、だから、俺がやろうとしていることは、今まで温めに温めてきたくさい言葉で……

 男らしくに言えば、……彩音を、落としてやろう、それだけだ。

 




 横を向けば、可愛い顔が。

 桜の花びらが鼻について、気持ち微笑む彼女は、誰が見ても美しい。






 

 

どうでしょうか?

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それと、感想,アドバイスありましたら、気兼ねに下さい。

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