前へ目次 次へ PR 8/34 8 まともであることが、まともである時代ー。 「ぜーはー、ぜーはー、って息すると、やっぱり疲れる?」 「よく分かんないっす。あのー、あの人、やっぱり懸けてたんっすよ!」 「だとしてもだね、見せかけの筋肉なんだよ」 「いや、それにしてもっすよ…」 「君は遅筋が芸術なんだ!!」 「え?」 「いや、何でもない…あのコーチ、彼、張り切り過ぎて終わった人なんだよ。 ねぇ、君、夢は?」 「走りたいです!…っと最高の舞台で!!」 「それだよ、それ!!そうだよね…フフ…」