悪戦苦闘に幸あれ!!
営業マンとなったスロリーは、とある会社の社長との話の中で一つの真実に辿り着いていた。
そんな彼に社長は、言う。
「ミスタースプラッシュ!…」
「ミスターフラッシュです…!。まぁ、そう呼ばれたのは世界戦で勝った一時だけでしたが」
「すいません、すいません、いや、あのですね、前に頂いた、あの新素材の見積りの件、量を増やして御願いしたく、もう一回、見積もってもらえませんか?」
「もちろんですよ!!
あの新素材は耐久性、強度も良く、更にリサイクル品にも用途は多々ですからね!!!」
スロリーは、笑顔MAX、そのトークが現段階の、その商品知識MAXだった。
彼は、その会社を出て、夕暮れを営業車で行く。
ハイウェイに入り、カーラジオのボリュームを気持ち上げる。
営業という仕事で新しい世界に飛び込んだ男は、かつては、その足で世界を跨ぎ、走りに走っていた。
彼は、今、
いや、今も、
確かに燃えているのだ!
その男の名は、スロリー。
彼は、どこかで、また仲間達と、
まだ面識のない人達と会い、愛マミレて行くだろう…。
自分を成長させることを、ゆっくりでもいいから続けながら……。
【END】




