モノホン。
二人は、しばらく黙っていた。
ふと、一人が言う。
「…ランドセルが歩いていく。
いや、だから、まだ、ランドセルの方が体より大きい子が登校しててさ、
見るからに、おばあちゃん!!っていう女性が、それを、いつまでも見ている……俺は、地球は平和でないといけないと思うんだ…」
「…俺より、酒を飲んでたね…君!!」
( :゜皿゜)
「シラフ100%だぜ!!
あー、もう、まぁ、聞けよ、なぁ、おい、先日のオリンピックで男子マラソン、我が国のアイツが金メダルとったろ。
その次の日の朝刊、どの新聞も必ず、その話題に触れたが、一つの地方新聞だけが、それを全く記事にしなかった。
何故だ?」
「うーん、時差的な関係でねかな。あのオリンピック、ここと丸一1日くらい差があるんだったような…」
「その通り、その通りだ!
だが、スポーツ新聞は、各紙、見事に、それを第一面、もしくは大きく取り上げた!!
何故か?それが可能な情報伝達が既に、この世は、ばっちりあって、何故、俺が、こんなにも、このことは詳しいかというと、
俺も実業団でマラソンしている、一時は日本記録を更新しそうになったランナーだからだ!!!」