「兄貴、外に出ろ!」
俺は、オモロニ兄の腕を掴み、
何だよ?!と言う兄に玄関で強引にスニーカーを履かせて一緒に夜道を歩き出した。
「兄貴、タイタニックを話ながら歩くんだ」
「え、じゃあ、また言うけど、あの季節、友達と飲み会が大分まえから決まっていて、僕は、その日を楽しみに懸命に日々、働いていた。
飲み会の、その日も僕は仕事で、残業なしで、仕事を終えたが極度に疲れていた。
家に一度、帰って、もう居酒屋に行く元気が本当になかったが、みんなに会うんだ!と家を出た。
そして、居酒屋に行くと、予定通り、来ることになっていた友達が確かに、そこにいて、タイタニックのラスト、女性目線で、物語の登場人物が彼女を見て微笑むようなアングルを僕は、そこにいた友達にデジャブした」
「で、飲み会は、楽しかったんだろ!?」
「そりゃ、もう最高♪
…たださ、一番の親友がドコトナク元気がなく、今の俺のように人生に迷っているダチが、何か心配で…」
「俺が心配なのは、そんな兄貴だ!
兄貴のダチなら、みんな必ず、きっと自分で頑張れる!」
俺は、走り出して言った。
「ほら、兄貴も走って!置き去りにするよ」
「そんなぁ、はぁはぁ(;´Д`)」
「走れ、兄貴!
俺の人生は、まだ何も終わってないぞー!!
兄貴も叫べ!」
「えー!!?
ぜぇ、はぁ、……ぜぇ、はぁ、…味噌バターラーメンと、濃厚味噌ラーメンは、全くの別もの~~(*´Д`)」