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兄が、そう言うから、俺は言った。

目の前に絶好調とは思えない兄がいた。


その兄が言った。

「昔、お気に入りの自転車に乗っていた。

僕は、赤色が好きで、あれも真っ赤だった。

お前も覚えているだろ?

あの自転車、盗まれたんだよね……

今、思うと運命だ。


僕は、赤色の服も、好んで、よく着ていた。あの頃、真っ赤な服に真っ赤な自転車でルンルンでさ……きっと僕は、赤色の服に、赤色の自転車を乗らない方がイイ、という啓示を受けたんだ」


「赤色の服じゃない服を着て赤い自転車に乗ると、その兄貴の言わんとしている、ちょっと有り得ないかなコーディネートは、解消される。


兄貴の自転車を盗んだヤツが極悪人で、兄貴は、単に被害者で悲痛な思いをしただけって話だ。


兄貴、次だ。

その手の話が、まだ、あるなら」

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