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弟は、敢えて兄に話し掛ける。
俺は、兄の部屋に行き、兄が俺の話を聞けそうな状態であることを確認して色々と言った。
あの話を、してくれ、兄貴。
タイタニックみたいになっちゃったよ♪話。
もう、いいでしょ、あの話は。
じゃあ、今の兄貴の、ぶっ飛んでる話で。
そんなのないよ…。
…マジで?
…そんなに聞きたい?
言ってくれよ、兄貴。
俺は、本当は、兄の、タイタニックみたいになっちゃったよ♪話を、もう一回、聞きたかった。
でも、兄が、本来の兄かを定められる、全くニューな話を聞くことになった。