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未完

「....」


 アスタロトに案内された応接室の中。彼、記角麒麟は、目の前に座る、民族衣装を着用した少女と対面していた。


 部屋には他に誰もいない。そして、何より彼女は何も話さなかった。


(どうしてこうなった....)


 彼は、表情を変えずに、じっと少女の方を見つめ続ける。


 彼女の身長は、エリザベスより頭半分ほど高い。そして、無表情である。その様相はどこか、以前のアリスに雰囲気が似ていた。


「....」


 暫く沈黙が続く。しかし、このままではどうしようもないと考えたのか、彼はそっと口を開いた。


「俺は記角麒麟だ。君の名前は?」


「....」


 そう問うが、彼女に喋る気配はない。


「....」


 沈黙が重い。

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