プロローグ〜くだらない日常〜
今回の投稿が人生初です。なので色々と失敗するかもしれませんが頑張って突っ走って行きたいと思うんで応援よろしくお願いしますm(__)m
「ふぁぁー……行ってきまーす」
そんな欠伸をしながらの覇気の無い挨拶で相坂 恭弥は自宅を出発した。後ろでは彼の母親が大声で彼に声をかけていたが本人はスルー、これが彼の毎日だ。
相坂恭弥はこれといった特徴の無い高校2年の男子高生だ。顔も普通、運動神経も並、そんな感じだ。強いていえば授業をまともに聞かず居眠りをしてる割には成績も平均なその地頭の良さだった。
(あー、ったくだるいなー学校。)
そう彼も普通の男子高生、だから学校も行く。だが彼は全く学校生活が楽しいわけではない。
先ほど言った彼が普通の男子高生という言葉を少し取り消そう。
彼は人と関わるのを苦としている。いや、赤の他人とかならばまだいい。自分のことを知っている人間と関わるのを極端に嫌う。特に女子。
彼がこうなったのはある事件があるのだがそれはおいおい話すとしよう。
そんなことで相坂 恭弥はいつもの通学路を普段通りにとにかくめんどくせぇというオーラを発しながら通学してきた。すると目の前の通りから女子中学生が通り過ぎて行った。彼女の制服は相坂の母校である木暮第三中学校のものだった。
彼はその制服を目にして苦虫を100匹噛み潰したような顔になり、それが女子だということに気づき苦虫を1000匹噛み潰したような顔になり、その女子の顔を見て苦虫を5万匹噛み潰したような顔になった。その視線に気付いたのか彼女も相坂に目を向ける。そしたら彼女までも汚物を見るような目で彼を見つめ…いや睨み返していた。
ここで説明をいれておこう彼女は相坂の2歳年下の幼馴染の土代 優。昔は良く遊んでいたのに最近は全く顔も合わさないようにするといった不仲っぷりである。ちなみに小さい頃の相坂はとても友好的な好少年だった為、小さかった土代さんは彼に淡い恋心を抱いた。それが今じゃ、朝早くから通学路のど真ん中で睨み合う仲になっています。これにも当然訳があるのですがそこもあとあと語るとしよう。
数秒睨み合ってた2人だが土代の
「…………ッチ」
という舌打ちと共に荒々しく去っていきそれも終わった。
そんな事もあり、朝から機嫌がとても悪い相坂はいつもの道を逆戻りして学校をサボろうかと思ったが、ふと今日の日程を思い出し結局普通に登校した。
そう、今日7月20日は彼が通う日向高校の終業式、つまり明日の21日は夏休みが待っているのだ。
今日はそのため授業は無くただのHRのみですぐに帰れるしここでサボって教師や親に説教を食らうのは面倒だと思ったからだった。それに彼は内心
(明日からは1ヶ月間学校に行かなくて済む。あんなクラスの連中の顔を見れなくなるので清々するぜ。)
と考えていた。
彼は夏休みの暮らし方(もっぱら家中心の生活なのだが)を楽しく考えて登校していた。
だから彼は思わなかっただろう。
彼の夏休みが消えることを、
彼の帰る家が無くなることを、
彼に待ち構えているのが血まみれな人生だということが……。
小説書くのって本当に苦労するんだなと思いました。
というよりも主人公全然しゃべってない汗
次には日常も終わり攫われるシーンに入れると思うんでよろしくお願いします!
あと誤字脱字のもご指摘よろしくお願いします