第一話 ~絶望~
僕は勇気を出しガレージから出てみた。
そこにあった光景は絶望的な光景だった。
マンションやビルの窓は割れており、割れてない窓には
血のような血痕もあった。地面にも血のような跡が。
バスやトラック、普通乗用車も事故に遭っていて
壊れ炎が出ているのもあった。
僕は怖かった。なぜこのような光景があるのか…。
今の自分には絶望しかなかった。
ふと自分の家も見るとドアは開いており、
中は荒らされていた。
さらに怖くなった僕はそこから逃げるかのように走り去った。
公園につくなり僕はブランコに乗り休憩を取った。
ふと、落ち着いてみると人の気配がない。
人々はどこに消えてしまったのか。
恐怖感と孤独感を感じた。
すると、公園の入口から僕を見つけるなり
僕の方へ走ってきた。
また襲ってくるんじゃないかと思い持っていた包丁を向けた。
すると、俺は人間だ!と男の声が聞こえた。
ふと男性の顔を見た。
男性の服には血がついており、片手にはハンドガンを持っていた。
怪我は?と男性が必要以上に聞いてきた。
僕は大丈夫ですというなり、ブランコをこぎ始めた。
男性はずっと周りを気にしていた。
僕は何かあるんですか?と聞くと
男性は僕の隣のブランコに座り話し始めた。
「君・・・ゾンビって知ってるか?」
と僕に問いかけた。ゾンビ?映画でなら見たことあるけど・・・
と答えると、僕はまさか・・・?と思った。
男性はそのまさかだよ言った。
僕はドパッと冷や汗がでた。
信じられなかった。友人もゾンビに・・・?
そう考えていると、男性は立ち上がるなり
トイレに行ってくるわ!といった。
僕は一人は怖いと思い少しついて行った。
そこのトイレには死体があった。
男性は、僕にハンドガンを渡し
見張りをしていてくれと頼んだ。
僕なんかに見張りができるのか・・・と思った。
男性が用を済ませ、手を洗い、ありがとうと言うと
死体が起き上がり、男性を掴んだ
うわぁぁぁ!と男性は叫ぶ。
男性は肩を後ろから噛まれゾンビに押し倒される。
男性はその銃でゾンビを撃つんだ!ともがきながら叫んだ。
僕は銃をゾンビに向けるが手が震えていた。
涙も流れていた。男性は早く!!と叫ぶ。
僕は、泣き叫び引き金を引いた。ゾンビの頭に命中した。
だが、その時は、男性は既に死んでしまっていた。
僕は、その場に腰が抜けたように座り込み泣いた。
これからどうすればいい・・・。と泣きながら考え込んだ。
数分たちその場から立ち上がり、公園を抜け
トボトボと歩き始めた。
だけど、僕には行き場はなかった。
歩いているとお腹が鳴り始めた。
お腹がすいたなぁと思いコンビニを探す
コンビニを探し出し、店内に入る。
僕は、入った瞬間人の気配を感じた。
恐る恐る行くと、
そこには死体が転がっているだけであった。
すると、背後から、止まれ!と
銃を向けられた。僕はすぐに手を挙げた。
なんだ、人間か・・・と安心したような声が漏れた。
そこには兵隊がいた。
とても僕とは違い気の強そうな兵隊だった。
すると兵隊が、
「俺は、ラーンだよろしくな!隊長と呼びな!隊長じゃないがな・・・」
というと僕はポカーンとしていた。
お前の名は?と聞かれ我に返る。
「あ・・アンソニー・・・です。」と答えた。
するとラーンが「腹、減ってんだろ?何か食えよ」と言う
僕は、ブロック系のお菓子に手を伸ばし食べ始めた。
食べているときはラーンが見張りをしていてくれていた。
食べ終わると。ラーンがウエストポーチを投げてきた。
「俺にはそんなものいらねぇ。着けてろ」
と言い僕はウエストポーチを身につけた。
中身は入ってなかった。中身がないからくれたのかよ・・・
と、思いつつも感謝はした。
ポーチを身につけるなりラーンが、行くぞと言う。
僕は、どこへ?と聞く。
すると、決まってんだろ!ガンショップだ!
とラーンが言う。
ガンショップに行けば何かあるだろ。というと
コンビニから出た。
僕はえ??と戸惑いながらも
ラーンについて行った。
次回に続く・・・・。
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