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超テンプレなろう系を頑張って書く
僕は高校生である。
親譲りのそこそこかっちょいい顔。気の合う友人達、彼女はフラれてしまったが、いたこともある。父さんも母さんも優しく、ご近所の人たちととても仲が良い。自分でいうのもあれだが、恵まれた環境で産まれ生きてきたと思う。
でもある日ことが起こった。
ただ散歩をしていたのに、ただ気分転換に歩いていただけなのに、突然車が飛び出してきた。
僕は、人生において今まで確実に幸せへの道を歩いていた。なのにたった数秒で、その道が崩れてしまう。終わってしまう。
悔しくて仕方がなかった。
「生きたい...」
車がこちらに向かってることに気づき、これから死ぬことに気づいてしまったのに、そんなことを考えていた。
何秒かもわからない、0.1秒かもしれない、そんな短い時間をただただ考えていた。
僕は死んだ。




