☆ 『友と世界と脱出と』 星野光留さん
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(尾崎ゆうじの)
『第6回小説の「続きが気になる度」を評価してみた!』
評価シート
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作者さんへ……このたびは企画にご参加いただきありがとうございます。
読者さんへ……本ページにお越しいただきありがとうございます。「この作品良さそう」と思ったら作者さん並びに尾崎のフォローをお願い致します。
1 作品タイトル『友と世界と脱出と』
作者名:星野光留さん
作品リンクhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054917478054
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2 本作のキャッチコピーとあらすじ引用(抜粋)
(キャッチコピー引用)
世界に挑め!!!! 異世界ソウルファンタジー!
(あらすじ引用)
オカルト好きな女子中学生の彩と詩織は、
ネットに掲載されていた『異世界に行く方法』を興味本位で試してみることにした!!!!
成功するはずも無いと思っていた詩織だったが
予想に反して彩の魔法陣は光り出してーー?!
(以上、引用でした)
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3 尾崎が作品を読んだ日:
2020年 12月 10日
4 各項目の評価・採点(各最高20ポイント(⑥のみ10ポイント)):
・評価モード……ノーマル
・作者さんから要望……特になしです。
・はじめにひとこと……1話ずつが短くて、さらにとても平易に書かれており、5話まで読み切ることができました。でも、ソウルファンタジーってなんだろうな、と疑問に思いながら読んでいました。
※いきなりですが、今回の評価シートから、エクセルを導入しました。様式が変わって少し読みにくいかもしれませんが、計算ミスと入力ミスの防止のため、どうかご了承ください。
※評価モード・採点基準について知りたい方はこちら
https://kakuyomu.jp/works/1177354054914254604/episodes/1177354055062357768
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※〇→おもに小説・物語制作における基礎力に係る項目
●→おもに物語を面白く・魅力的にするための創造力に係る項目
①[タイトルやあらすじ・掴み…… 13pt/20pt]
〇興味を引くあらすじか、作品を読みたくなるか……3pt
〇本文冒頭は読者の関心を掴みそうか…………………3pt
●ストーリーに対し適切で魅力あるタイトルか………4pt
●キャッチコピー等の内容は読者に刺さりそうか……3pt
②[キャラクター……………………16pt/20pt]
〇人物の感情描写が適切で、共感できるか……………3pt
●登場人物は魅力的か……………………………………4pt
●台詞や行動で人物の本質が描かれているか…………4pt
●登場人物たちの関係性が上手く描けているか………5pt
③[ストーリー……………………… 15pt/20pt]
〇物語の方向性がはっきりしているか…………………3pt
〇あらすじから想像するに適切な書き出しか…………4pt
〇登場人物の設定がストーリーに生きてるか…………4pt
●読者を楽しませようと工夫しているか………………4pt
④[文章力…………………………… 13pt/20pt]
〇読みやすく、書きこなれた文章か……………………3pt
〇用字用語に誤りがなく適切か…………………………3pt
〇会話や台詞に同時代性はあるか………………………4pt
●内容に対し文体は魅力的か、ふさわしいか…………3pt
⑤[世界観、オリジナリティ………13pt/20pt]
〇世界観や設定に矛盾はないか…………………………4pt
〇フィクションなりのリアリティを演出できてるか…3pt
●想定読者の興味、関心を引きつけられるテーマか…3pt
●アイディアが斬新か……………………………………3pt
+[続きが気になる度!……………8pt/10pt]
●特有の魅力、売りがある………………………………4pt
●続きが気になった!!…………………………………4pt
(実際に時間外で読んだ5/気になった4/どちらとも3/あまり2/気にならない1)
[おさらい]
・タイトルやあらすじ・掴み…13pt
・キャラクター…………………16pt
・ストーリー……………………15pt
・文章力…………………………13pt
・世界観、オリジナリティ……13pt
・続きが気になる度……………8pt
5 総合得点は──
【78】pt!!
(〇基礎力系……37pt/55pt)
(●創造力系……41pt/55pt)
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【コメント】
(良かったところ)
・読み味が軽い感じで、さらさら進むのは、とてもとっつきやすくて良いかなと思いました。
・2人の女の子が意図的に異世界転移しようと試みる感じが、「そんなんで大丈夫かな?」と妙にひやひやと心配させます。これは地の文の効果によるものなのかな。不思議です。
バリバリ1人称で進んだりすると、ちょっと失敗しそうなので、この選択で合ってるのかな。
・3人称の地の文が、ナレーションみたいな感じで、独特ですね。ひょっこりひょうたん島とか、そういう世界観で読んでいました。最初は微妙だなーと感じ、嫌だったんですけども……徐々にそれが妙に普通になってきます。
一般読者を掴めるかどうかはよくわからないので、若干損な感じもしますが、想定読者によっては抵抗ないかも?。おそらく途中で登場する『書籍』と何か関係があるのではと感じますが……どういう意図なのかなと、単純に興味が湧きました。
(指摘・提案事項)
・3話の『本当に本気で信じている。』という箇所ですが、どういう意味で言っているか不明瞭。仮に、「自分たちが異世界転移したのだと彩は本気で信じているようだ」という意味なら、ちょっとここでその感想を詩織が抱くのは早いかと思います。夢とか幻だと思っているのかな。フォローが必要なんじゃないかと思います。要するに、まだ詩織からみた景色は、廃墟の中、という状況だと思うので、いきなりそこに思考が飛ぶのは、飛躍しすぎかなと。
・そこ以外にも、彩の行動に引っ張られるようにして詩織が辟易しつつも流されていって、異世界っぽい所になんか来ちゃって……という展開の中での詩織の心理描写が、ちょっと不自然になっている箇所が微妙に見られるので、ちょっと気をつけたいところ。そのまま読もうと思えば読めるけども……という感じです。
・第1話の書き出しから、誰かわからない会話から始まるのは、あまり得策じゃないかもなと思います。ちょっと画が見えてこないので、できれば会話が往復する前に、情景を描写してほしいなと感じました。成立しないわけではないので、こだわりがあるならそのままで。
・ちょっと会話している2人の、どっちがどっちかわかりにくい箇所がいくつか。地の文を挟んですぐに会話が連続するような箇所は、要チェックかもですね。もし今後3人以上が同じシーンに介したら、もっとわからなくなる恐れがあります。もしかしたらですけどね。テンポ重視でやっていて、気をつけるところはちゃんとやってます! という感じであれば、お節介すみません。
※作者さんへ……指摘や提案は、あくまで読んだ範囲における尾崎の見解なので、ピンとこなければ、無視していただくことを推奨します。
(終わりにひとこと)
単に読みやすいからか、あるいは進行のテンポが良いからか、普通の異世界転移といえば異世界転移なのに、なんか読んじゃいますね。とても良い脳力だと思います。果たしてこれからどうなるのやら。
6 読者のみなさまへ:
→ もしかしたら刺激的な異世界モノかも?? 確かめてみてはいかがでしょう。
以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!
気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917478054
では、次の作品紹介をお楽しみに!
創作コーチ
尾崎ゆうじ
(note※フル読み) https://note.com/ozaki_yuji
(youtube) https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber
※初級者向けの『ゼロから講座』は、主にyoutubeとカクヨムにて実施しています!
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