表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説の「続きが気になる度」を評価してみた!  作者: 尾崎 ゆうじ
第6回『気になるどー』参加作品
15/25

★『拾った女が超絶天才美少女魔法使いだったので弟子入りしてみた〜彼女は理不尽にも裏切りと冤罪で宮廷魔法師団を追放されたようです〜』 あべこべアンドロイドさん

************

(尾崎ゆうじの)

『第6回小説の「続きが気になる度」を評価してみた!』


 評価シート


************


作者さんへ……このたびは企画にご参加いただきありがとうございます。

読者さんへ……本ページにお越しいただきありがとうございます。「この作品良さそう」と思ったら作者さん並びに尾崎のフォローをお願い致します。



1 作品タイトル『拾った女が超絶天才美少女魔法使いだったので弟子入りしてみた〜彼女は理不尽にも裏切りと冤罪で宮廷魔法師団を追放されたようです〜』

作者名: あべこべアンドロイドさん

  作品リンクhttps://ncode.syosetu.com/n8730gp/

────────────────

2 本作のキャッチコピーとあらすじ引用(抜粋)

 

(あらすじ引用)

 スラムで何の変化もないつまらない毎日を送っていたカイはその日、人生を大きく変える運命的な出会いを果たした。

 ゴミ捨て場のゴミに混じって1人の女が落ちていた。



「超絶天才美少女魔法使い、ステファニー・ヴィオネとは私のことよ!」


 カイはその言葉に半信半疑ながらも駄目元で彼女に魔法を教えてくれと弟子入りを頼んだ。


「はっきり言ってカイに魔法の才能は無いわ。血反吐を吐くような修行をしてやっと一般的な魔法使いレベルになれるかどうかってところね。それでもカイは私から魔法を教わりたい?」


 弟子入りの前に才能が無い事実を叩きつけられたカイはそれでもと弟子入りを決意する。


後略


(以上、引用でした)

────────────────

 

3 尾崎が作品を読んだ日: 


 2020年 12月 14日 



4 各項目の評価・採点(各最高20ポイント、⑥のみ10ポイント(総計最大110ポイント)):


 ・評価モード……ノーマル

 

 ・作者さんから要望……特になしです。


 ・はじめにひとこと……あらすじやタイトルと矛盾なく、良い意味でイメージどおりに進んでくれる作品で、1人称の主人公語りにも大きな矛盾なく、とても心地よくさらさら読めました。正統派で、好印象でした。6話目まで読み、時間がオーバーしたので、とりあえず7話目までダッシュで読みました。


※評価モード・採点基準について知りたい方はこちら

https://kakuyomu.jp/works/1177354054914254604/episodes/1177354055062357768

────────────────

※〇→おもに小説・物語制作における基礎力に係る項目

 ●→おもに物語を面白く・魅力的にするための創造力に係る項目

(細目のpt=5…とてもよくできている。4…できている。3…どちらとも言えない。2…あまりできていない。1…できていない) 



①[タイトルやあらすじ・掴み…… 13pt/20pt]


〇興味を引くあらすじか、作品を読みたくなるか……3pt

〇本文冒頭は読者の関心を掴みそうか…………………3pt

●ストーリーに対し適切で魅力あるタイトルか………4pt

●キャッチコピー等の内容は読者に刺さりそうか……3pt


②[キャラクター……………………15pt/20pt]


〇人物の感情描写が適切で、共感できるか……………3pt冒頭に難あり

●登場人物は魅力的か……………………………………4pt

●台詞や行動で人物の本質が描かれているか…………4pt

●登場人物たちの関係性が上手く描けているか………4pt



③[ストーリー……………………… 18pt/20pt]


〇物語の方向性がはっきりしているか…………………5pt

〇あらすじから想像するに適切な書き出しか…………4pt

〇登場人物の設定がストーリーに生きてるか…………4pt

●読者を楽しませようと工夫しているか………………5pt


④[文章力…………………………… 15pt/20pt]


〇読みやすく、書きこなれた文章か……………………3pt

〇用字用語に誤りがなく適切か…………………………4pt

〇会話や台詞に同時代性はあるか………………………4pt

●内容に対し文体は魅力的か、ふさわしいか…………4pt


⑤[世界観、オリジナリティ………15pt/20pt]


〇世界観や設定に矛盾はないか…………………………3pt

〇フィクションなりのリアリティを演出できてるか…4pt

●想定読者の興味、関心を引きつけられるテーマか…5pt

●アイディアが斬新か……………………………………3pt



+[続きが気になる度!……………7pt/10pt]


●特有の魅力、売りがある………………………………3pt

●続きが気になった!!…………………………………4pt

(実際に時間外で読んだ5/気になった4/どちらとも3/あまり2/気にならない1)


[おさらい]

・タイトルやあらすじ・掴み…13pt

・キャラクター…………………15pt

・ストーリー……………………18pt

・文章力…………………………15pt

・世界観、オリジナリティ……15pt

・続きが気になる度……………7pt



5 総合得点は──


【83】pt!!


(〇基礎力系……40pt/55pt)

(●創造力系……43pt/55pt)


────────────────

【コメント】


(良かったところ)


・久しぶりに(だっけ?)ファンタジー系の作品で「気になるどー」したような気がします。どちらかというと、企画的な意味での「気になる」だったかもしれませんが、それでも久しぶりですね。「これからどういう展開に持っていくのかなー」「こっちの望む感じに進んでくれたらいいなー」といった期待を胸に、少しだけ次を確かめたいと感じで読みました。2話目以降の展開がさくさく進み、キャラもちょっとずつ起てていく印象で、興味を持って読めます。


・主人公の動機に共感できる人は多そう。「じゃあどうしてそんなスラムで生活してるんだ」という疑問は浮かぶ可能性があるので、その理由については最初の段階で早めに明記した方が得策だと思います。が、それさえあれば問題なしだと思います。今でもなんとなく引っ張られていく感じがあるので、その辺を固めていけば、より加速しそうな気がします。設定では、街の周辺にはモンスターがうようよしているみたいなので、『戦う術のある者だけがまともな暮らしをし、そうじゃないやつは、俺みたいな浮浪者か、娼婦になるしかない』みたいな環境の紹介をしてあげるのはどうかなーと思います。あくまで案です。ご自由に。



(指摘・提案事項)


・ちょっと冒頭での2人の会話が早足で、違和感を覚えました。2話目以降は問題なく読めるのですが……だからこそもったいないし、なんか読み手として納得いかないです。


 具体的には、『行き倒れていた女が、見知らぬホームレスの男の住まいにて目覚めてすぐに、「助けられたようね。ありがとう」という状況理解をするだろうか』という点です。しかもあらすじから察するに、彼女のバックボーンには裏切れた経験があるようなので、なおさら警戒心が無いと不自然じゃないかなあと思ったり。想像するに彼女は強いので、そこらへんのホームレスに襲われても圧勝できるから無防備なのかな、とも考えられるのですが、初見で私が読み進めていく限りでは、そういう疑問を感じます。


 なので少なくとも主人公がそれに対する疑問を持たないと、ご都合主義的な誤解を招くのかなと思います。主人公の側で「おいおいこの女、なんでも素直に受け入れるやん、大丈夫か?」みたいなキャラ付けを、設定してあげるとよいのではないかなー、と思ったりです。すると読み手も受け入れやすい気がします。「あ、この主人公の感性、まともじゃん。良かったー」みたいな安心感が生まれますよね。たとえ彼女が得体の知れない食事をすんなり食べても、「こいつマジで警戒心ねえな」くらいの余裕が生まれて、とても読みやすくなりそう。


・キャラの設定を紹介するうえでは大事だと思うのですが、できれば6話7話の内容はもう少しきゅっと絞れないでしょうか。中身で言うと、そんなに引っ張るポイントでもなく、あくまで余談の範疇だと思うので、早いうちに本題に入ってくれないかなあとやきもきしました。私は7話まで読んだ段階で「いっか、評価書こ」という流れになったので、早めに難関クエストとか出してもらえれば、まだまだ先に行ったかもなあとは思います。


・あと、あらすじはそんなに長くなくても良い気がしました。


※作者さんへ……指摘や提案は、あくまで読んだ範囲における尾崎の見解です。ピンとこなければ、無視していただくことを推奨します。どう受け取るか、採用するかどうかは、作者さんの自由です。


(終わりにまとめ)


・拾った魔法使いが美少女で、超凄腕で、お腹すかせてたからご飯あげたら喜んで、お礼に何か──という展開だけを切り取ったならば、私の知っている作品とけっこう被ってしまう印象なので、早めに別の面白い展開をどかどか畳みかけ、それを払拭したいところですね。地力がある作者さんだなと感じるので、期待したいです! 



6 読者のみなさまへ:


 → 1話目はなんとなく流して2話目からいくと楽しめるかも?


 以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!

 気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!

https://ncode.syosetu.com/n8730gp/



 では、次の作品紹介をお楽しみに! 

 


創作コーチ

尾崎ゆうじ

(note※フル読み) https://note.com/ozaki_yuji


(youtube) https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber 

 ※初級者向けの『ゼロから講座』は、主にyoutubeとカクヨムにて実施しています!


************



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは。あべこべアンドロイドです。 今回は僕の作品を評価していただいてありがとうございました。 執筆経験はこれまでに無くこれが初めての作品なので、こうしてしっかりと評価を頂けたことはと…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ