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陰キャの日常  作者: 陰キャ代表
season 2 第2章 差し伸べる日常
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2人の非日常 part II

第15話 ~家庭内問題 II ~


豚肉の生姜焼きを黙って食べていた。

母親のテンションが低いので、何を喋っていいかわからなかった。

宮條さんは美味しそうに豚肉の生姜焼きを頬張り、母親は豚肉の生姜焼きの豚肉をお箸でツンツンしている。

僕はそれをお誕生日席から眺めていると、僕はどうやって食べればいいのかわからなくなった。

宮條さんのように美味しそうに食べるか、豚肉をツンツンするか。

他の選択肢としては食欲がないと言って立ち去るかだが、僕には母親に話すことがある。

「あのさ、先週これもらったけど。」

僕はポケットに突っ込んでいたB5のプリントを取り出して食卓の上に置いた。

「なにこれ?」

僕は食卓に『進路希望調査』の紙を置いた。

「何?ちょっと持ってきてくれる?」

母親との座っている位置が離れすぎていて、おそらく母親にはプリントすら見えていないと思われる。

「私がお持ちします。」

宮條さんが親切にもプリントを母親のところまで持って行った。

しかし、僕は見逃さなかった。

宮條さんがプリントをチラ見して、書かれている内容を読んでいることを。

「ありがとう。」

母親が進路希望調査のプリントを宮條さんから受け取り、内容に目を通す。

「そっか、もう中三か。時間って早いわね。」

そして、僕が言った。

「で、高校ってどこがいいと思う?」

_______________________________________________________________________________________________


パパとママが離婚して、もうどれくらい経ったのだろうか。

僕は、今日も歩いて家に帰ってきた。

正直、稜真君が羨ましい。

毎日、送り迎えしてくれるお母さんのような人がいて、車で学校に来られて。

家の前でドアの鍵を開けようと、鞄から鍵を取り出そうとしたけれど、その必要はなかった。

すぐに思い出した。

今日は妹の由紀ゆきが先に帰ってきていることを。

それを思い出して、僕は鍵を取り出さずにそのままドアノブに手をかけた。

すると、ドアは『ギィィ』という錆びついた音と共にドアが開いた。

「おかえり、お兄ちゃん。」

玄関の前で出待ちしている由紀を見つけた。

「ただいま。それで、何か用?」

由紀は突然笑顔になり、

「さすがお兄ちゃん、そうだよ用があるの。」

「それで?」

「それでー…」

いかにも上目遣いでかわい子ぶって、

紀奈きなつとむのお迎えに行ってきてくれない?」

「いやだ。」

僕は即答した

「お願い!今日は友達と遊ぶ約束なの。」

「じゃあ、夕ご飯の支度は由紀がして?」

「それも無理!今日は、友達の家で夕ご飯食べてくるから。」

「由紀。友達にそのこと言った?」

「言ってない。何となくお母さんが『由紀ちゃん、ご飯食べてくー?』的なノリがあると思うし。」

「そう言われても、失礼じゃん。まずは断って…」

「中学生に礼儀なんていらないでしょ。」

「普通にいる。」

まぁ、僕もあまり言えた立場じゃないかもしれない。

「それでもお母さんが食べてというなら食べてもいいんじゃない?」

「そうだよね。じゃお兄ちゃん、紀奈と努のお迎えよろしくー。」

由紀は僕をすり抜けて外に逃げ出した。

もう呼んでも手遅れなのは、わかってたので玄関の扉を閉めた。

数か月間、音信不通でした。 (すみません)

理由は、サボりです。小説を書かない日常を満喫してきました。

毎日投稿していたあの頃が懐かしいです。

さすがにもう毎日投稿する時間もないし、モチベーションもないので暇ができて、『あっ、小説書こう』と思ったら書こうかなと思います。


ですが、この章の大まかな話は軽くまとめたので文章にするだけなのですが、これが面倒なんです。


次回は、時間軸がズレて別の関連した話になります。


次回がいつか分からないので、ほんとに気長に待っていただければ幸いです。


それでは、読んでいただきありがとうございました。

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