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陰キャの日常  作者: 陰キャ代表
第1章 いつもの日常
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三佳月 修と僕の日常

第3話 ~あー友達って.......part Ⅰ~


—鈴木さん。 おはよ。」

「うん、おはよ。」

僕がそう言う。


彼は、友達の三佳月みかづき おさむである。


「いやー、さっきの体育の授業と国語の授業が、思ったより辛かったなー。」

三佳月が突然そんなことを言ってきた。

「たしかに。」

「特に国語なんて、何言ってるかわからないくらい頭ボーっとしていたな。」

「う、うん。」


いつもの何気ない会話。


「でさ、ボーっとしてたから、板書何にも写してなくてさ。ノート見せてくれる?」

「えっ、あっはい。」

そう言ってさっきの時間に写した国語のノートを三佳月に差し出す。

「おっ、ありがとうなー。お昼休みには返すから。」

「わかった。」

「ところでさ。次の授業なんだっけ?」

「あーつぎは、英語だよ。あの最恐先生堀田先生が教える恐怖の授業。三佳月さん。言動には気をつけるんだよ。」

「は?何言ってんの?堀田先生?大したことねーじゃん。」

三佳月はわかっていない。堀田先生の恐怖を。


チャイムが鳴り、堀田先生が教室に入ってきた。

「はい。please stand up !」

みんな静かに立ち上がる—

「えっ?」

堀田ほった 美弥子みやこ先生は、声の主の方を向く。

その声の主とは、三佳月だった。

三佳月は、少し、というよりだいぶ空気が読めない。重症というくらい。

「あなた、わかっていてそう言ったんじゃないの?」

はい、でました。

堀田先生の得意技。難癖を付ける。

多分、三佳月は、本当に聞こえていなくてあんなことを言ったと思うけれど、そんなの堀田先生には通用しない。

堀田先生は自分の思い通りにいかなかった生徒を

逃すことなく反省するまで、徹底的に追い込む習性がある。あと、自分の独断と偏見で、あいつはこうだ。と決めつけ人によって態度を変える。

よくこの学校から飛ばされないな。

とっとと、他の学校に行って欲しいのだが、ここの教育委員会は何を考えているのだろうか?

「いえ、そんな。本当に聞こえなくて、先生の声教室の後ろの方だと、あまりよく通らないので。」

三佳月は地雷を踏んだ。

これでもう、堀田先生はブチギレ。

「はーあー!あなたがしっかり聞いて立っていたらこんなことにはならなかったんですよ。」

「別にこういう言ったものにしたかったわけではないのですが。」

「はーあー!ならすぐに立てばよかったじゃないですか。『えっ』とか言わず、立てばよかったんですよ。」

三佳月はダルそうに、

「はー。わかりました。『えっ』とか言ってすみませんでした。以後気をつけます。」

「わかればいいのです。」

大体いつもこんな感じ。

よほどのことがない限り、さっき謝り方で許してくれる。

ほんと頭のおかしい先生だ。

と思いながら、先生の話を耳から通して耳から出す。

先生が黒板に書いたことを写したりしているうちに、

50分後。

チャイムが鳴り堀田先生が出て行く。


そしてまた、

ー鈴木くん。」

「ほら、言動には気をつけるんだよって言った通りにしなかったから怒られたじゃん。

「んっー言うこと聞いておけばよかった。 でさ、もう堀田先生の話聞きたくなくてノート書いてなかったんだけど、よくよく考えたらノート提出までに書いとかないと、成績引かれるってな。だからまた見せてくれる?」

「はー。いいよ。」

そう言ってまた三佳月にノートを渡す。

「マジでありがとう。これもお昼休みに返すから。」

「うん。」

「でさー次の授業なんだっけ?」


また、同じ質問。

いつもの会話。いつもの日常。毎日ほぼ同じことの繰り返し。

何か変わって欲しい。だけど、そう願っても変わらない。それにもし、変わっても

自分は元に戻りますようにと願うだろう。

それは実際に変わってしまえば、自分はその新たな環境に対応できるのだろうか?

そう思えば、何も変わって欲しくない。

どっちなんだろう?

このままでいいのか?

それとも、変わらなければならないのか?


重いですね。

特に最後なんか、特盛です。

変化すべきか、否か。

難しい問題です。

今回は、このことについて書こうとしましたが、難しいです。

結局、結論を出しませんでした。

ですが、結論は必ず出ます。かなり先のことですが....

重いだけでなく軽いのも書きたいですが、今は重いのばかりでないとダメなのです。理由は追々として.... しばらくの辛抱です。

それでは、第二部分を読んで頂きありがとうございました。これからも、投稿していこうと思うので、よろしくお願いします!


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