表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陰キャの日常  作者: 陰キャ代表
第3章 変化する非日常
29/98

校外学習での日常〜2つ目の課題と陰謀編Part II〜

第32話 ~さる~


僕たちは、また料理を作るのに専念した。

小松原は毒キノコを避けるて料理を作っている。

なんとも頼もしいのだろか?

まぁ僕は料理が出来ないからできる人にやってもらうのが1番だろう。

そんな僕も、かまどの火の番をして、中火を保っている。

寺野はメニューをじっと見ていて、鬼龍院と三佳月は、料理が完成するのをじっと待っていた。


「おい!なんだこれは?」

小松原がかまどとは反対の方向を指差した。

その指差した方向には、猿がいた。

茶色い毛に赤い顔、これは多分「ニホンザル」だろう。

「ニホンザル?」

僕がそう言うと、

「あぁ。多分そうだと思うぜ。だが、珍しいなー

人里に来ることも珍しいが、こいつ絶滅危惧種じゃなかったか?」

寺野がそう言い、ニホンザルに近づく。

ニホンザルは、抵抗することなく、むしろ懐いている。

人馴れしているのだろうか?

「こいつ人懐っこいなー」

小松原がそう言いニホンザルに近づく。

ニホンザルはなんの抵抗もなく接している。

この山には、ニホンザルが生息しているのだろうか?

このニホンザルがいる時点でニホンザルの家族もいるだろうし、やっぱりここに生息しているのだろう。

「こいつの名前何にしようかなー?」

小松原は呑気に考えている。

「そんなことより•••」

僕がそう言いかけた時、

「ゴルゴだ!」

小松原がそう言い、その場にいた全員が、「は?」と言った。

「なんだよー。不満か?なぁなぁこいつに誰かスナイパーの使い方教えようぜ!」

やめとけ。

「料理大丈夫なのか?」

寺野がそう言ったので小松原は慌てて料理に取り掛かった。


「完成ー!」

小松原はそう言って、盛られた山菜キノコソテーを出した。

「「おーー!」」

寺野と三佳月はそう言い、山菜キノコソテーを美味しそうに眺めている。

人参やピーマンなどの色鮮やかな野菜を使い、キノコには、椎茸、舞茸などの形がそれぞれちがうものを選び、見た目は最高の逸品だろう。

さすが食事処の息子!

だが•••

問題は、これを食べなければならないこと。

もちろん小松原を疑っているわけではない。

ちょっと不安が残るくらいで、食べようと思ったら食べれる。

「仕方ない。食べるか。」

寺野はそう言い、料理を口にに運ぶ。

「ん?何が仕方ないんだ?」

小松原がそう言うが、僕たちは無視して、その料理を恐る恐る口に運ぶ。

キノコは黄色らしきものはない。

だけども不安。

そこで気を紛らわすためなのか、鬼龍院が、

「そういえば、寺野。お前、瀬尾に何言ったんだ?」

そう聞かれると、寺野は、

「正直に言うよ。俺は、あの時『お前をいじめてやる』と言った。」

そう言うと、小松原と三佳月は同様した。

「なるほどな。」

呑み込みの早い鬼龍院は、立ち上がり、どこかへ行った。

誰も鬼龍院についていこうとはしなかった。


料理が食べ終わる頃に鬼龍院は帰って来た。

そのまま僕は、片付けをするため濡れると困るポーチを机に置き、食器洗いを手伝った。

「よし。これで終わりだな。ちょっとこっちに来てくれ。」

寺野はそう言い、みんなを集めた。

「お前らに、1つ頼みごとがある。俺は、こんな校外学習潰してやりたいと思っている。だから協力してくれ。」

小松原と三佳月は戸惑っていたが、何かを決意したのか、頷く。

「ありがとう。それじゃあ、どうやって潰すかを説明するぞ。」

そう言って寺野はある作戦を話した。

「これには、特に鈴木お前の協力が必要不可欠だ。」

寺野はそう言い僕は頷く。

「よし!じゃあ行くか。」

寺野はそう言って僕たちは、下山しようとしてA地点を去った。


「ブルルルルル___」

その音は、ヘリコプターの音だった。

「何かあったのでござるのかー?」

「さぁ?とにかく急ごう。」

寺野はそう急かす。

「どこかの班がやばいことになってたりしてな。」

鬼龍院は不吉なことを言う。






ゴルゴ。特に意味はありません。

パッと思いついただけです。

本当に深い意味はありません。


次回は、3つ目の課題です。

そろそろあれが起こります。


それでは、今回も読んで頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ