第3話 樹海の狩り人?
そろそろ学校イベントいれたい
〜龍黒竜 激流青 魔道学校にて〜
青と出会ってから早3日がたった
そして気づかなかったが青は同じクラスだった
そして青は俺に話しかけてきた
「竜、この前の不良達の処分が決まったみたいよ」
「ん?ああそうか」
いつもこんな感じの会話はできるようになっていた
そして空気を読まずに紅は話しかけてくる
「おーい!竜!青!何話してんだ?」
今日も今日で普通の毎日だ
「おーい次の授業は移動するぞー」
先生に言われて俺たちは移動を始めた
〜龍黒竜 業火紅 激流青 屋外施設にて〜
「えー今日はこの樹海施設での活動だ」
魔道学校は色々な施設がある
例えば荒野での逃げ方を学ぶ荒野施設や水中での戦闘のための海域施設などがある
そのためこの魔道学校は敷地が広い
だがその分全ての施設の整備に手がつかないため
時々猛獣などに襲われることが多い
だがそれもおもわぬ自体の対応になると先生は言うため整備を最近はやっていない
それに続いて先生はこう言った
「あー、あと最近この樹海施設では不審な竜族が住み着いていると言う噂が流れているから気をつけろよ」
これを聞いたときは本当にびっくりした
そして青がこう言った
「あの、先生」
「ん?どうしたんだ?」
「それもしかして私達にその不審な竜族を捕まえろと言うんzy…」
「よーし3人ずつのグループに分かれて実習開始ー!」
さすが先生、、最上貴族の娘の言うことをことことごとく無視する
〜龍黒竜 業火紅 激流青 樹海施設内部にて〜
…なんでこんなメンバーになったんだ
クジでグループ分けしたらたまたまこう言う構成になってしまった…
どうしよう、ほんとどうしよう
「さーて竜、こっからどうすればいいんだっけ?」
「紅…お前なぁ、ここに住み着いている不審な竜族をとっ捕まえるんだろ?」
「先生もだいぶ簡単に言ったけど、かなり難易度の高いことよね」
「まぁとりあえず武器は持ってきたけど、武器なんて使い慣れてないし…」
実習には武器を持たないとならない
基本実習には、魔術と武器の扱いを習う
その時に貸し出しの武器を使う
その武器には色々あり例えば剣や槍、鎌やカタナそれぞれを借りることができる
「えーっとまずお前ら、選んだ武器はなんだ?俺は剣だけど、紅は?」
「カタナ」
「ハァ!?」
カタナはある遺跡から発掘された剣の一種であり
よほどの使い手でなければ使いこなすのは容易ではない
「お前なぁ!なんでそんな使いにくそうな武器を選んだんだよ!」
「装飾とかがいいから」
「バカか!」
俺も青も呆れた
「はぁ…で?青は?」
「私は鎌を選んだ」
鎌は剣の変形版であり何かを刈り取る時に使われたりするもの
相手を自分の近くに引き寄せやすいが、大きすぎるたりする欠点がある
このメンバーが使える魔術は、紅が『強化』俺が『物質変化』青が『解析』
「あー、そういえばこの実習時間ってどんくらいだ?」
「えーっとだいたい1期時(3時間)だったはず」
「そんな長いのかよ!」
「まぁそんな時間あっという間に過ぎるだろ」
〜10期分後(30分後)〜
「飽きた」
「まさか1期時がこんな長いとは…」
俺と紅が疲れている間に青は周りを確認していた
「ねえ…あれ何?」
「ん?どうした?」
青に誘われてみてみたらそこには衝撃のものがあった
「…!、なんだこれ!」
そこには施設に住み着いている猛獣の残骸がある
それも1つや2つではなく軽く10は超えている
「誰がやったんだ?こんなこと」
「クラスの人じゃないのは確かね」
「とにかく一旦戻って報告を…!」
それを言った瞬間何かが俺たちの方向に飛んできた
「何だぁ!?」
それは生物ではなく矢だった
「矢?どっから飛んできたんだ!?」
「右あたりから飛んできたと思うぞ!」
そして俺たちは矢が飛んできた方向を守り始めた
次も矢は右あたりから飛んでくると思っていたが
「うぉぁ!」
「今度は左からかよ!」
予想もせずに次は左から矢が飛んできた
戦闘経験もない俺たちはただひたすらに矢をかわすしかなかった
「くそっ!何か相手の居所を掴む方法は…」
「ん?」
その時に青が何かに気づいた
「どうしたんだ?青?」
「何かが光って見える…」
思わずその方向を向いてみると、何かの光が見えた
そして俺は察した
「あの方向だ!敵がいるのはあの場所だ!」
「え?あそこか?でも距離があり過ぎるぞ!」
無理もない、俺たちは陸上、相手は木の上から攻撃をしている
こんな距離は遠距離攻撃系の武器持ちが一人でもいないとダメだ
「あ、そうだ」
「なんだよ!どうしたんだよ青?」
「物質変化で弓と矢を作ればいいのよ」
「あ!その手があったか…って無理だよ!」
それもそのはず、まだ俺は物質変化を熟練していない
それどころかまだ未熟で、この前の不良との戦闘でも作ったものは使う前にすぐに壊れてしまった、さらに言うと俺らは遠距離武器を一度も使ったことがない
「あーもー!やるしかねぇのかよ!紅!すまないが10期秒(30秒)耐えてくれ!」
「ンな無茶な!」
「青!相手の位置確認してくれ!」
「わかったわ」
そして俺は物質変化を開始した
その間紅は交戦を、青は敵の位置を探っていた
そして10期秒がたった
「よし!完成だ!青!相手の位置はどこだ!」
「ちょうどまっすぐあたり」
「わかった!」
そうして俺は弓矢を構えた
チャンスは一回、当たるかどうかわからない
…まてよ、相手に当てるより確実に相手を倒す方法がある
そうして標準を少しずらした
一番確実に相手を倒すのに当てるところはここだ!と思い矢を放った
「っておい!竜!どこ狙ってんだよ!」
「いやあそこでいい」
「は?」
そう言った直後、敵が落ちてきた
「うぉぁ!落ちてきた!?」
「俺が狙ったのは敵が乗っていた木の枝だ、足場をなくせばいいと思ってな」
「はぁ…」
「あなたにしてはいい考えね」
「おい、青、それどう言う意味だ?」
少し俺と青が話をしているすきに紅は敵が落ちたところに行った
「ってなんだこれ!?」
「ん?どうしたんだよ?」
紅の行ってみたところに行ってみると意外なものがあった
それは俺たちと同じ竜族だが意外だったのはそこからだった
「こいつ…女?」
基本弓矢を扱えるのは男の竜族だけのはずだが
こいつは女の竜族だったしかも、この地域では無い竜族
「…これどうするの?」
「…とりあえず本校舎に戻ろう」
〜龍黒竜 業火紅 激流青 魔道学校本校舎保健室にて〜
「…でこいつ一体なんなんだ?」
保健室にとりあえず運び込んだが
こいつとりあえずどうしよう
そう悩んでいる間にこいつは目を覚まして起き上がった
「おっ目が覚めたか?」
「Où est ici?」(ここはどこだ?」
「は?」
起きて早々何を言っているのかがよくわからない
とりあえずこの地域で使われている言語では無い等言うことはわかったが
「Merci de répondre」(答えてくれ)
「はい?」
翻訳の魔術は使えないし…どうすれば…
「D'où venez-vous?」(貴方どこから来たの?)
「S'il vous plaît répondez d'abord à la question de ce côté」(先にこっち側の質問に答えてくれ)
「!?」
なんで青がこいつと通じ合ってるんだ!?
訳もわからないまま青とこいつの話が進んでしまっていた
なんで話せてんだ…
「竜、この子が言いたいことがわかったわ」
「あ、おう」
あー、気ぃ狂うな
「とりあえず言うと「私の名前はオー・コイドだ」っと行っているわ」
「はぁ、変わった名前だな」
「なんとも仏地域から来たみたいよ」
「ってかなり遠いところから来たな!」
仏地域はこの日地域の大体反対側にある地域である
飛んで行くにも10期日(30日)かかる
「一体どうやってここまで来たんだ?」
「Je suis venu sur divers bateaux etc.」
「えーっと「色々な船などを乗って来た」だって」
「密国じゃねぇか!」
密国の罪は重い
最悪殺されるくらいの罪だ
やばいこいつをかくまったら俺たちまで同罪で殺されるどころか
さらし首にされちまう
「一体どうすればいいんだよ!」
…と言った瞬間、後ろで「ドガシャァン!」と言う音とともに壁が崩れた
なんだ!と思い振り返った、そうしたらそこには
予想もしないものがあった
「な…第3世代の竜族!?」
竜族には世代があり第1〜第5世代までがいる
1世代は滅び、2世代は絶滅の危機
3世代は危険なため追放、4世代は街にちらほらいて、5世代は今の社会を作っている竜族だ
それはそれとして第三世代の竜族は高い魔力と攻撃力
さらに1世代の力の部位をかなり使える
正直言えばこれはまずい状況だ
「くそ、何かいいては…」
「Quelle est la 2ème génération, si vous êtes pris dans une telle chose que vous ne pouvez pas faire」(なんだ第2世代かこんなものにおじけづいていてはダメだぞ)
「だから日地域語で喋ろ!」
何を言っているのかが分からないがオー・コイドは弓を構えた
でもなんで俺に向かって構えたのかは分からない
「え?ちょま」
そしてオー・コイドは矢を放った、がそれは俺をすり抜けた
「え?」
混乱していたが、後ろを振り返るとそこには竜族が居た、だがそれには一部第1世代の竜族の力が一部解放されていた、この解放のされ方もしかして…
「第2世代!?なんでこんなところに!?」
「Il y a des ennemis autres que les ennemis en face de vous」(目の前の敵以外にも敵はいるものだぞ)
オー・コイドが何を言っているかは分からないが第2世代の竜族がなんでこんなところにいるんだ!?…ってなんだあれ?
「土?なんであいつの足元に…」
俺が土だと思ったものがあるがおかしい
この辺にある施設では余程のことがなければ土はつかないし
第2世代の竜族の身なりから言って、土系の魔術は使えないはず
「Bien, je vais faire pour toi」(まぁいいや、私がやってやるよ)
「は?」
そしてオー・コイドは強く矢を引いた、そしてその矢を放った
「おいちょっと待てなんで俺の方向に矢を…」
そう言ったが矢は俺の横を通り過ぎた
「……って2回目だぞ!顔にぶっ刺さったらどうするんだよ!」
だが俺が言った後にオー・コイドは相手に指をさした
「ん?なんだよ?…って!ええ!?」
後ろを振り返るとさっきまでいたはずの第2世代と第3世代の竜族はいなくかわりに岩が置かれていた
「あれは…ゴーレム?」
ゴーレムは魔力生物であり、岩、または土の魔術が使えるものに作り出すごとができる(例外はある)ゴーレムは作り出した竜族の言うことを聞き、さらに見た目を変えることもできる、だが強い攻撃に当たると見た目が元に戻ってしまう、すなわち先ほどのオー・コイドの攻撃によって見た目の変化が解けたと言うことである
「ゴーレム…なんでこんなところに!?」
ん?術者か?あいつは…ってあれは!
「なんで同じ学年のやつが!」
ゴーレムは属性魔術を使えないと使うことができないはずだが…
「…あ、違法魔術書?」
「またその関係なのね…」
「まったくだな、裏で誰が動かしてんのかわかんねえな」
違法魔術書は前も言ったように使用すること自体が犯罪だ
この前の不良たちもそうだったが…
「…ってあれ、この前の不良のメンバーじゃねえか?」
「あ…確かにね、この前の復讐かしらね?」
そしてその不良が俺たちにゆっくり近づいて言った
「お前らぁ…この前の仮を返させてもらうゾォ」
そう言うと不良はゴーレムをさらに召喚した
…がそれを無視し始めた奴がいた
「『生えろ植物』」
「え!?今なんて…」
オー・コイドは日地域語で、属性魔術を発動した
オー・コイドの年齢は俺たちと変わらないはず…
「おい!罪に罪を重ねんな!」
「大丈夫だ問題ないわよ」
「日地域語喋れたのかよ!」
そのようなことを言いながら、俺は色々な疑問で頭の名がグチャグチャになってた
そうしている間にオー・コイドの魔術はゴーレムをたちまち飲み込んだ
そしてさらに術者も飲み込んだ
「すげえ…とてつもない威力だ…」
「おい!お前違法魔術書を使っただろ!お前捕まるぞ!」
「え?問題ないわよ」
「は?どいうことだ?」
何を行っているんだ?こいつは、と俺は思った
「だって私は自分で使える魔術を使ったのよ」
「は?」
どう考えても無理だと思った、俺たちの年齢では属性魔術を発動するための魔力が全然足りないはずだ。違法魔術書を使えば魔力を増幅できるが、オー・コイドは使っていないと言っている一体なんなんだか
「おいおい…なんの冗談だよ…一つだけ例外はあるけど…」
「その例外よ私は」
「は?」
属性魔術は魔力量の多さで使えるかどうかであり、その魔術を使える魔力量になるのがちょうど魔道学校卒業なのだがその例外もある、それは第4世代~第1世代の竜族であることだ
「え?まさかお前第4世代の竜族?」
「そうだけど何か?」
第4世代の竜族はほとんど魔術を使わない、理由は……大被害が起こるからだ……
第4世代は戦いに狩り出そうとしても「めんどい」で終わる
「おい少し話聞かせろ」
〜龍黒竜 オー・コイド来客室にて〜
「えーっとまず聞くがお前なんで樹海施設にいたんだ?オー・コイド」
「すみごごちが良かったからよ、あとオー・コイドじゃなくてコイドでいいわよ」
「えーっとじゃあ」
俺は少し咳払いをし話を進めた
「じゃあコイド話を戻そう、さっきも言ったようにお前はなんで樹海施設にいたんだ?」
「住む場所がなかったから」
コイドは当たり前のように答えた、が非常識にもほどがあると思う
それはさておき茶を飲みながら俺は聞いた
「ところで…お前身分どこのあたりだ?」
「貴族よ」
思わず飲んでいた茶を吹いた
「おいおいおい!なんで貴族が樹海施設に住み着いてんだ!」
「だって住むところなかったし」
「そーゆーことじゃねぇー!」
っと俺たちがドタバタしている間に聖竜騎士団が来てしまった
「「……あ、ヤバイ」」っと思い完全に終わったと思った……が
「オー・コイド、貴方には違法術師を捕獲した功績があります、それをたたえてこれを評します」
「……なに?」
少しの沈黙をしてから驚いた
「ええええええ!?どっどういうことだ!?」
その質問に聖竜騎士団のやつらは即答した
「密国と違法術師捕獲では罪がその分なくせる、これでこのものは無罪になった」
「あぁ……そうかっておい!こんなガバガバでいいのかよ!」
つくづく思うがこの国の法はガバガバすぎる……
まったくこんなことで本当にいいのか?
「とりあえずオー・コイド、貴方の欲を一つ叶えよう」
……もう突っ込む気にもならなかった
「では、私をこの魔道学校に入れろ」
「!?」っと誰もが驚いたと思ったら驚いたのは俺だけで聖竜騎士団達は構わないというような顔をしていた
そしてその日の翌日
「お!よ!竜!」
まじでいたよ
感想ください




