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【】内は英語だと思ってください。

【あけましておめでとうございます。秀介さん。】


【あけましておめでとう。華穂さん。】




年明け最初の秀介による英会話の時間は穏やかに始まった。



【久しぶりだね。お正月はどうだった?】


【去年までと全然違って、新年会とかいろんなことがあってとっても忙しかったです。

でも、楽しかった!】



週一で行なっていた英会話教室も流石に年末年始は休みで、秀介に会ったのは半月ぶりだった。



【秀介さんはお休みどうでした?

なんだか最後にあった時より元気になったみたい。

ゆっくり休めました?】


【そうだね。

当直とかはあったけど、いつもよりはゆっくりできたかな。

それに今日は華穂さんに会えるからね。

朝から楽しみだったんだ。】


【秀介さん、そんなこと言っても何にも出てきませんよ。】



秀介の言葉を華穂様は笑って受け流す。

秀介のイベントは特に進んでいない。

好感度は変わっていないと見るべきか・・・・。



【本当に楽しみにしているんだよ。

以前、作ってもらったクッキーもとても美味しかった。】


【お菓子でよければいくらでも。

えーっと、でも秀介さん、うー・・・・・・】



以前に比べれば格段にスムーズに話せるようになったが、あまり使わない単語などがあると、時折こうして会話が止まる。

そんな時、秀介は穏やかに華穂様が自分で解答を見つけるか、助けを求めるのを待っている。



【うーんと、異性にたくさん人気があるから、患者さんからたくさんもらってるんじゃないんですか?】


【患者さんから好かれるのは嬉しいけれど、病院方針として金品は受け取らないようにしているんだ。他意はなくても不公平に感じる人もいるから。

それに好きな人以外に人気があっても仕方ないしね。】


【あれ?じゃあこの間のクッキー迷惑でした・・・・?】


【病院の外だから大丈夫。

それにこの時間の華穂さんは患者さんじゃなくて生徒さんだからね。】


【迷惑じゃないなら良かったです。

あ、でも、いつも好きな人以外から受け取らないなら、恋人に怒られたりしませんでした?】



華穂様の言葉に秀介はわずかに首をかしげる。



【僕に今恋人はいないけれど・・・・。

恋人がいるなんてこと話したことあったかな?】


【ごめんなさい!

秀介さんほど素敵な人に恋人がいないなんて全然思ってなくて、勝手にいるんだと思ってました。】



華穂様が慌てて頭を下げる。



【いえ、誤解が解けて良かった。

華穂さんにはできるだけ誠実でいたいから。】


【秀介さんは誠実です!

わたし、秀介さんほど優しくて穏やかな男の人に会ったことありません。

だからたくさんの患者さんから好かれるんだと思います。

そういえば、秀介さんはどんな人が好きなんですか?】



・・・・・・・英会話だからだろうか。

華穂様がずいぶん大胆なことを言ったり聞いたりしている。

それに秀介の受け答えもちょっとおかしいような・・・・。



【明るくて優しい元気な子が好きかな。】


【へぇぇ、秀介さん穏やかだから、穏やかで優しいのんびりした感じの人がタイプなのかなぁって思ってました。】


【ふふっ、僕がのんびりしているから、活発な人がとても眩しく見えるんだ。】



穏やかに笑う秀介から本心は読み取れない。

うーん、微妙なラインだ・・・・・・・・。

秀介の言ったタイプは華穂様に当てはまる。

ただ今までの秀介の言動を見ていると、相手が華穂様であるならばあっさり【僕のタイプは華穂さんです】と言いそうなのだが。



【元気な人と一緒にいると自分も元気になれますもんね!秀介さんに元気をくれる人が見つかるといいですね!】


【もう見つけてるけど、まだいろいろ準備があって伝えられてないんだ。

もうすぐ大きな仕事が終わるから、それが終わったら伝えようと思ってる。】


【わぁぁぁv

えー・・・・】


「あれ?ドキドキするってなんていうんだっけ?」


「I'm excited. が近いかな。」


【ありがとうございます。ドキドキしますね。

成功をお祈りしてます。】


【ありがとう。

僕も少しでも成功するように準備するから、華穂さん、女性がどんなアプローチをしたら喜んでくれるか教えて欲しいな。】


【わわっ、責任重大ですね!

唯さんも一緒に考えて!!】



そこからは3人でいろいろな女性が喜ぶシュチュエーションを話し合った。

もっとも私は違うことを考えていて、心ここにあらずの状態だったが。



拍手御礼話を昨日交換しております。

風邪もだいぶ良くなって年末までのわずかな期間ですがちょっとだけ余裕が出てきました。

おそらく次の拍手御礼話は来週には交換になると思いますので、ご了承ください。

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