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片桐 彩斗(かたぎり あやと) 視点

片桐彩斗 視点




今日もいつもと変わらなく普通に会社で仕事をしていた。


けれど、ずっと胸騒ぎみたいなものが収まらない。


いつも朝8時には出勤して、8時20分頃になると、俺の部署の前を(あき)が通る。

滉とは、同じ会社でも部署が別で、出勤時間も違く、俺の方が30分早く会社にいる。


けれど、今日は、いつもと違う。

いつもの時間になっても滉が通らない。

出勤時間の8時半を過ぎても、滉の姿を見かけないのは、おかしい。

俺が知ってる中では、滉は、過去に1度遅刻をしている。原因は寝坊だが、遅刻と言っても、15分程度だ。10分で支度して、走って会社に来たらしい。遅刻しても、その程度で来れるのは、寮がある場所が会社の敷地内にあるからだ。


もう、時間は、9時をまわっていた。

もしかして、体調が悪いのかな?

そう言えば、最近滉が具合悪そうにしてる所をよく見た。


気になってメールを入れた。

「滉の姿見てないけど、今日会社来てる?」

待ってみたが、一向に返事が返ってこない!

ソワソワしてきた。う〜んう〜ん。

本当は、もう会社に来てて、忙しくて携帯見る余裕が無いだけなの?

それとも、なんかの理由で会社休んでるの?


10時のショート休憩で、俺は滉の部署へ走って行った。

思い立ったが吉日!

昔の人はなんていい言葉を残してるんだ!

他部署に入るのは、少し抵抗が要るものだが、俺はもう毎度お馴染みになっているので、気軽に入っている。




何で馴染んでいるのかと言うと、昼休憩になったら必ず滉の所に滉を迎えに来て、一緒にお昼ご飯をして過ごしているからだ。

その光景をずっと見ている滉の部署の人から、「お前さん、犬みたいだな。」なんて、生暖かい目で言われた。

が、今の俺には、その人の顔を見る余裕すらなく、先程の言葉が脳内で反芻されていた。

「そ、そうですか!?それほどでもないですよ〜」

///////

ウオォォーーーッ!!

褒められてしまった!照れる!ど、ど、どうしよう!

あ!「ありがとうございます!」

俺はかなりの笑顔と元気で、滉の部署の先輩へそう言った。

今の俺の顔は、絶対赤い!

犬って!イヌだよ!?いぬ!ワン!

カッコイイーー!!

俺は小さい頃から犬が大好きだ。

特に、警察犬が一番好き!

頭が良くて格好良くて足だってすっごい速いんだからっ!動物にも関わらず、、、

否!動物だからこそ、自分のやるべき仕事を理解してしっかりこなし、市民の平和を守ってくれている、正義のヒーローみたいな存在!

それが、こんな平凡な俺に犬みたいだな。って!!

この人!なんて優しい人なんだろう!

今までこれほどまでの賛辞を言ってくれた人はいなかった。

俺はチラッとその人のネームプレートを見て名前を確認した。

土屋さん!よし!覚えた!優しい人!


目を輝かせている俺とは反対に、土屋さんは口を半開きにして唖然とした顔をしていた事は知る余地も無かった。


そんな事もあり土屋さんとは、仲良くさせて頂いている。





土屋さんが居たので、声を掛けた。

オフィスを見渡してもやはり滉の姿がなかったので、土屋さんに、滉は今何処に居るのか聞いた。

すると、「えー?滉魅(あきみ)君なら、今日体調が悪くて休みます。って朝連絡来てたよ?」

え!?そうなの!?

、、、やっぱり。

ここ最近ずっと何か思い詰めてたような顔をしていたし、残業続きで疲れが出て来て体調を崩したのだろ。

俺が不安そうな顔をしていたら、

土屋さんが、「何か滉魅(あきみ)君から聞いた?」と聞いてきた。

え?どういうこと?

「いえ、何も聞いてなかったですけど、、、。

最近ずっと疲れたような顔してたんで。」


「まぁね、、、あれは、俺でもキツイと思うよ。このまま辞めたりしたらヤダな〜。」



え!?何!?辞める!?滉が!?

「何があったんですか!?」



ショート休憩が終わっていたことにも気付かず、俺は、真意を問い詰めるために、土屋さんに迫っていた。




こんにちは。お疲れ様です。

皆様、お正月は楽しく過ごせたでしょうか?

年の初めなのでこまめに色々したのですが、

段々疲れて来て、曖昧な感じにしてきました。笑

ダラダラしたい今日この頃です。

予言した通り、着々と更新遅れております。

何ヶ月、何年更新ありません。何て事にはならないよう、努力致します。

読んでいただき、ありがとうございます。



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