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紹介
俺は、社員寮に入っている。
3階建ての304号室。
俺のお隣さん303号室の片桐 彩斗同い年20歳。と、
そのまたお隣さんの302号室にいる大狩 泉馬同い年20歳は、一緒に会社に入った同期である。
305号室の人は、俺達の大先輩の矢崎さん。
強面だけれど、優しい人でまたに手作りのパンをお裾分けしてくれる。
彩とは、、あ、彩斗のことは、彩、と、愛称で読んでいる。
彩とは、小・中学校が一緒で、偶然この会社で再会した。
趣味も合い、話していて癒やされる。それは、彩が癒やし系だからだろう。あの優しい顔、万人受けしそうな顔で何時も笑っているイメージがある。
大狩とは、入社式で初めて会った。
初対面での印象は、良く言えば静かな奴。悪く言えば暗い。
実際本当に根暗そうだった。
髪型とか今時の若者風でいい感じなんだけどな〜
話し掛けても、笑わないし、返事も小さ過ぎて聞こえない。
人見知りが激しいのか?
まぁ、俺も人見知りする方だから、
分からなくもないが、、、
大狩の最初の印象はあまり良くない。