表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イニシエからの絆  作者: 炎の剣製
3/71

003話 『旅立ち、そして転生』

これでプロローグ話は終わりです。


「…もうみんな思い残すことはないじゃろうか?」

『はい!』


白竜の言葉に全員は元気に頷く。


「そうか。それじゃワシから最後に一言…伝えることがある。…いつもおまえ達ばかりに苦労を押しつけて…すまない…!…そして辛いこともあるだろうが…かならず舞架とその未来を救ってやってくれ!」


そして白竜は泣き崩れてしまった…。


『…はい!』


白竜の心の底からの言葉に全員は改めて愛されているなと思い返事をする。


「それでは今から輪廻転生の術を施すわ。覚悟は…聞かなくても平気みたいですね?」

「あ、あの一つすみません…」


しかしそこで水滸が声を上げた。


「なに? 水滸さん…?」

「…はい。ちょっとここでは話せないので別の場所でよろしいですか?」

「?…いいわよ? それじゃちょっと待っててください、みなさん」



…数分後、二人は帰ってきて水滸は無言で位置に戻った。


「…さて、それじゃ今度こそいいですね?」

『………』

「…始めるわ!」


そしてガリウスは呪文を唱えだし、すると13人の体から丸い色違いの水晶体が飛び出てきた。


「ガリウス殿…この玉は一体…?」

「それはあなた達の記憶、技、そして使命が半身となって飛び出たものよ。

あなた達が生まれ変わっても闇の王と戦えるか心配だから私からのサービスってところね。

ちなみに武器などもその玉に収納されてるから…そろそろ眠くなってくる頃だと思うわ、みなさんおやすみなさい…」


そして数分が経過し、みんなは深い深い眠りについた。


「…みなさん、準備は整いました。来てもよろしいですよ…?」


そして席を外していたみんながやってきた。


「赤竜…」

「赤竜兄様、子乙ちゃん、嵐くん…」

「舞虎、無幻慈、岩蛇、鳥翔…」

「光真、夜絵、慧星…」

「巌時…」

「氷牙さん、水滸さん…」

「あなた…。グスッ…なんだかただ眠っているだけみたいですね…」

「そうね…」

「これから頑張ってくるんですからそれまで安らかに眠っていてほしいですね…」

「うむ、そうじゃな…」


全員が全員皆の穏やかな眠りに将来を祈る。


「では最後の作業に移ります………はぁっ!」


すると13人の体が光りだして丸い球体へと姿を変えて次元空間の中に飛び込んでいった…。


「頑張っていってこいよーーーっ!!」

「舞架さんをかならず救ってやってくださいねぇーーー!!」

「そして未来を…!!」

「頼みましたよ、みなさん!!」


そして次元ゲートは閉じてしまった…。


「行ってしまわれたな…ところでガリウス殿? その袋はなにかの?」

「あぁ、これはですね…」


するとガリウスはおもむろに袋から13個の玉を取り出した。


「あぁー! これ、兄様達の“気”がする! この赤い玉が兄様、そしてこの青緑の玉が嵐くん!」

「この紫色のがあの人の…」

「この黒いのが夜絵で、白いのからは光真…」

「緑色が子乙、灰色が無幻慈、黄色が舞虎、茶色が岩蛇…」

「青色が氷牙さんですね!」

「この銀色の玉からは巌時、金色の玉からは慧星、水色の玉からは水滸…」

「ガリウス殿、この玉は一体…?」


白竜がガリウスに聞く。


「この玉はあの人たちの半身です。この玉があればきっといつか生まれ変わった時のあの人たちの大いなる助けとなるでしょう…」

「でもこれを持っているって事はガリウス…あなた…まさか!?」

「はい…。これから私も旅に出ようと思います…。数千年…数万年経ってもきっといつかみなさんを見つけてみせます」

「でも…どうやって兄様達の居場所を突き止めるつもりですか…?」

「おう。まさか…やみくもなんて事は…ねぇよな?」

「それは大丈夫です…水滸さんにだけある力を授けましたから…」

「ある力…?」

「はい。それとみなさんにはいくつか通信用の水晶を授けます。いざとなったらそれで呼んでください! いつでも駆け付けます!」

「また色々と面倒に巻き込んですまないの…」

「いえ、もう家族みたいなものですから…気になさらないでください!」

「そうか…」

「色々とありがと…ガリウス。私たちはなにも手伝えないかもしれないけど…頑張ってみる…」

「だからガリウスさんも頑張ってください!」

「えぇ…! 可憐さんもお腹の子を大事にしてあげてくださいね! それじゃ…もう行きます…」


そしてガリウスは遠ざかりながらも何回も手を振っていた。


「いっちまったな…淋しくなるぜ…」

「またガリウス殿には迷惑をかけてしまって…もうあがる頭がないな…」

「そうね…」


白虎と無心と劉輝がそう話す。


「さて…哀愁に浸るのもよいが…ワシらもガリウス殿に負けないように壊されてしまった里を再建しにいこうじゃないか」

「そうですね、お爺さま!」

「では早く戻りましょう!」

「久しぶりにワシの腕を奮ってやるわい!」

「怪我している人の看病をしますね!」

「あー、可憐さんは妊娠しているんですから休んでてください!」

「えぇっ…そんなぁ~」

「はははははっ!」


そしてみんなが里に戻っていく中、劉輝は空を見上げながら物思いにふける。


「………」

「おい…どうした劉輝? いっちまうぞ…?」


白虎から声をかけられて劉輝は気持ちを戻して、


「…あ、待って。すぐ行くわ」


そして劉輝は再度空を見上げて、


「(頑張ってね、ガリウス。そしてみんな…)」




…そして旅立ったガリウスは、


「(かならず…見つけてみせるわ! かならず…!!)」



◆◇―――――――――◇◆




…そして、数えきれない時間が経過し……現在は西暦2XXX年の地球にある小さい島国の日本。

ここはある海沿いの町…町の名は『星林町(ほしばやしまち)』。この町のある家から、二人の高校生の少女が飛び出してきた。


バタンッ!


「早く学校いくわよ! “鈴架(すずか)”!」

「あ、ちょっと“真紅(しんく)”お姉ちゃん待ってよ!」


真紅と鈴架と呼ばれた少女達はそのまま学校へと走っていった。

それをガリウスは影から見つめていた。


「…やっと見つけたわ。赤と黄色の玉が光っているという事は赤竜さんと舞虎さんの生まれ変わりね? 姉妹になれたのね。これも…運命なのかしらね?…さて、それじゃ私も行動開始するといきましょうか…」



…そしてこれから生まれ変わった十二支達と…闇の王との舞架をかけた壮絶な争いが始まろうとしていたのだった…!




――to be continued.



色々と裏話や裏設定のある話です。転生したらもう関係ないですが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ