001話 『闇の王の襲来』
初投稿で恥ずかしいものですが見てくれたら嬉しいです。
いきなりの展開でわからないところもありますがそういうものだと思って流してください。
ちなみにプロローグ1にあたります。
…それはある昔のこと、精霊界で起こった悲劇。
「放して! 嫌です、やっと皆さんと普通に暮らせるようになったのに…!」
「ふっふっふ!」
十二支の寅を司る“舞虎”の姉であり虎族の中で唯一猫として生まれた異端の子であり“闇の巫女”でもある“舞架”。
彼女は突如として現れた自身を“闇の王”と名乗る男が舞架を誘拐したのが始まりだった。
「お姉ちゃん!」
舞虎が叫ぶが闇の王はその体から衝撃波を放ち周りにいた十二支達を吹き飛ばした。
そしてその余波で精霊の里を半壊させられ戦力が低下しつつもなんとかみんなはやっとの事で闇の王にやつに追い付きそして、
「舞架さーーん!!」
十二支の辰を司る“赤竜”の兄で一度舞架を救うために散った“黒竜”は人間として転生した。
そして今度こそ舞架の心の闇の救った救世主と呼ばれる人間の“轟”が闇の王に剣を構えて斬りかかっていった。
轟の剣と闇の王の剣が交差して鍔迫り合いを起こす中、
「舞架さんを放せ! 貴様の目的はなんだ!?」
「なに…この呪われている娘はこのわたくしがもらっていくといっているのだ!!」
『なに!?』
それに十二支一同は驚きの声を上げる。
そう、かつて闇の呪いによって呪われていた舞架は轟の活躍もあり呪いから解き放たれていたはずだったのだ。
「呪いじゃと!?それはもう解けたのではないのか!?」
「そうだ! 確かにあの時に轟君が解いてくれたはずだ!」
未を司る“巌時”がありえないという感じで叫ぶ。
続いて辰を司り十二支のリーダーである“赤竜”が轟の活躍を口にする。
「ふっ…あの程度で呪いが解けたとでも思っていたのか? 笑わしてくれる!」
「そんな!」
「解けてなかったというのか!」
亥を司る“水滸”が呪いが解けていないことにショックを受けて、丑を司る“無幻慈”が声を荒げる。
「“その程度”って!…轟君が頑張って解いたっていうのに!」
子を司る双子の片割れである“子乙”が轟の頑張りを否定されたことに激昂する。
「そんなことは知らぬな…実際解けていないものは解けていないのだ!…しかしたしかに今のこの娘からはこの世に災いをもたらすほどの呪いの力はもう残されていない…ならば!」
闇の王は舞架から感じる呪いの密度が低いことに残念そうな顔になり、しかし名案を思い浮かべたかのように声を上げる。
「何をする気!?」
それに卯を司る“光真”が何をするのという思いで声を上げる。
「この娘から記憶を消し人間へと転生させ、そしてわたくしが未来へと連れていく! そうすればおのずと呪いの力は回復していくだろう!!」
『なッ!?』
そんな内容に全員が絶句の声を上げる。
「そんなこと、できるわけがない!」
「ふっ…わたくしの力をなめるなよ! おまえたちは今まで幾多もの闇に魅入られし猛者共と戦い勝利してきたらしいが…所詮はすべてわたくしの駒にすぎなかったのだ! なぁ、そうだろ? “華氷”?」
「はっ! その通りです、闇の王!」
すると突然闇の王の隣にかつて十二支達に倒されたはずの華氷という男がが立っていた。
それに全員は驚愕の表情をする。
「華氷!? 生きていたっていうの!!」
午を司る“氷牙”が華氷が生きていたことに嘘であってほしいという感じの声を上げる。
華氷はかつて氷牙によって倒されたという過去を持つ。
「ふっ…わたくしがかつて呪法で体内に捕えていた魂共を解放させられたくらいで滅びると思っていたのですか?」
「貴様! またしても舞架さんを利用しようとして何を企む!?」
「あぁ、轟とかいいましたね? 気付きませんか? 簡単なことですよ、もともとわたくしは最初から闇の王の手先だったのですから! だから王を倒さないかぎりわたくしは死にはしない! ねぇ、闇の王…?」
「そういうことだ…! では参るとするか、華氷…」
「はい、闇の王…」
闇の王と華氷はその場から転移をしようとするが、
「させるか! でりゃあぁーーーー!!」
轟が闇の王へと突貫した。
「やめるんだ、轟君! 君のかなう相手じゃない!!」
「雑魚が…! そんなに死に急ぎたいのならまず貴様から始末しよう! ハァァッ!!」
闇の王は轟に向かって様々な色をした闇の塊を放った。
「なに!? うわぁーーーっ!!」
『轟君!!』
全員が叫びを上げる。
そして轟は壁があるわけでもないのに空中で静止し轟の背後の空間にヒビが入り次元空間が開いて轟はその穴に少しずつ吸い込まれていく。
「永遠に時の彼方を彷徨うがいい!!」
「ご、轟さーーーんっ!!」
「いつか…、か…かならず助けにいきます! その時まで…う、うおぉーーー! 舞架ーーーー!!」
しかし轟の叫びも虚しく次元空間は轟を吸い込むと同時に閉じてしまった…。
「ご、轟―――っ!!」
「さて、うるさい奴も消えたことだ…次元空間展開!!」
闇の王は轟を吸い込んだ次元空間とは別に安全に航路できる空間を開いた。
だが舞架は抵抗をしだす。
「放して! よくも轟さんを!!」
「うるさい娘だ! はっ!」
「あっ…!?」
闇の王は舞架の目の前で指を鳴らすと舞架は突如として気を失ってしまった。
「お姉ちゃんに何をしたのですか!?」
「なに、もうこの娘にはおまえ達との思い出はひと欠片も残されていない! 完全に消してやったからな!!」
「て、てめぇ!よくもやってくれたな!」
酉を司る“鳥翔”が闇の王へと憎しみの視線を向ける。
「おっと、もうおまえ達に構っている暇はないのだよ! ゲートが閉じてしまうのでな…ではもう会うことはないだろう、さらばた! ははははははっ!!」
『まてぇっ!!』
全員が駆けるが時すでに遅く闇の王と華氷が通ったゲートは閉じてしまった。
「くっ!…轟に続いて舞架までもが連れ去られてしまった…!」
「舞架お姉ちゃん…うっ…うっ…」
「赤竜、舞虎…非情な発言に思われるかもしれないけれど今はこの現状をどうにかしなければいけないわ!」
「光真の言うとおりじゃ! このままでは闇の王が舞架の闇の力を使い未来を混沌に陥れるかもしれない…!
そしてわしらが飛ばされたあの混沌の渦巻く世界のように未来がああなってしまうかもしれないんじゃ!!」
「…確かにもうあんな悲しい世界はあたしは二度と見たくないよ…」
戌を司る“慧星”がかつて舞架の闇の力によって滅びてしまったあったかもしれない絶望の未来の出来事を思い出す。
「同感です! あの世界はもう滅んでいるといっても過言ではありませんでしたから!」
「でも…どうやって舞架さんを助けるんですか? どこの未来にいったかも分からないのに…」
そこに巳を司る“岩蛇”が続き、そして子乙の双子の片割れである“嵐”が舞架がどこに連れて行かれたのかを憂いて情けない声を出す。
「そしてそのいつ分からぬ未来にもし我らがもういなかったとしたら舞架殿の知るものは誰もいなくなってしまって救う手立てもなくなってしまう!」
「唯一不死のガリウスさんでも一人だけじゃ太刀打ちできるかどうか…」
「いや待って。そうか…師匠ならなにか知っているかもしれない…! すぐに里に戻りましょう!」
そこに申を司る“夜絵”が魔法の師匠である“ガリウス”の事を話に出して全員して精霊の里に戻っていく。
――to be continued.
はい。オリジナルの話です。




