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平安京エイリアンズ  作者: 岬口大鴉
【八日目】

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監禁

 私が目を覚ましたとき、そこは、見慣れない部屋だった。板間に、少し高くなった寝具が置かれ、私はそこに寝ていた。内装は簡素で、華美な装飾はほとんどない。ただ、現代では見たこともないような立派な仏壇だけが、異様な存在感を示して置かれていた。


 薬の違和感は、まだ少しある。ただ、より違和感があったのは、腕を拘束されていることだった。さらに、肌襦袢と腰帯、下着以外、ステータスを向上させるような装備品はすべて取り外されていた。

 部屋には誰もいなかったが、外に気配がする。


「外から、鍵がかかっている。……少しここで、頭を冷やせ」


 扉越しに、近衛の声。


「君の安全のためだ」


 私は、唇を噛んだ。本当ならば文句の一つも言いたかったが、今は彼の顔を見たくなかったし、口も聞きたくなかった。


……安全。それは、選ばせないための言葉だ。


 彼への憤りはもちろんあったが、彼の立場も理解はできる。三好のあのときの表情は、それを物語っている。

 それに後悔もあった。今度もまた、私は自分の正しさをぶつけて、そして力に敗れた。強引に庵から連れ出されたときのことから、何も学んでいない。こっそりと抜け出せばよかった。理屈では分かっているが、私にはそれができなかった。

 満足くんのように、やれたならば……、事態は違う形になっていたかもしれない。でも、また自分の正しさを過信してしまった。


 きっと、山は、今も、私を待っている。だが――自分は、同じ間違いを繰り返し、閉じ込められた。それは、自分の成長のなさが招いた結果だった。

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