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ヒーロー  作者: 鳴宮琥珀
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僕のヒーロー

36

 樹と同棲を始めてから一年が経とうとしている。幸せな時間というのは本当にあっという間で、特に大きなけんかもなく仲良くやれている。


 詩と遥人も相変わらずの仲の良さで、よく四人でデートをしたりしている。ついこの前会った時も、「最近、詩が可愛すぎる」と遥人が悶えていたが、最近ではなく前からずっと同じことを言っている気がする。


 デートと言えば、奈月と新にも誘われて、頻繁に一緒に出かけている。二人の仲も年々深まっていて、会うたびにもうこれ以上はないだろうってくらい仲がいいのに、次に会った時はもっと仲が深まっているので、感心する。樹と新も何だかんだ趣味が合うみたいで、樹はけんか腰ながらも仲が良さそうだ。そんな二人のやりとりを見て、いつも悠佑と奈月は顔を合わせて笑っている。


 翼は、舞奈の家族ととても仲良くなったようで、毎週のように家に遊びに行っているみたいだ。五人で集まったときは、とにかく惚気てくる。最近、肩まであった髪をバッサリと切ってしまった。本人いわく気分転換、ということらしい。


 美奈は今や大人気のタレント兼女優で、テレビで見ない日はないくらい活躍している。悠佑も、実物より画面越しで彼女を見る回数の方が多くなっている。それでもたまに樹と一緒にご飯に連れて行ってくれたり、実家に帰ったときに家族で団らんしたりする。悠佑は美奈が出ているものは全てチェックするようにしていて、録画したものを樹とみるのもお決まりだ。


 樹の家族とも仲良くさせてもらっていて、実家に帰るときには、一緒に樹の家にもお邪魔する。樹の母も父もいつも快く迎えてくれて、第二の実家のような感覚だ。樹にそれを伝えると、「俺も、悠佑の実家、第二の実家のように思ってるよ」と笑っていた。


 きっとこれからも色々な問題に直面していくのだと思う。もしかしたら、くじけることもあるかもしれない。でも悠佑は一人じゃない。家族に友達、それに何より樹がいる。


「樹がいれば……最強だ」


 樹がいないと何もできないと思っていた、幼い頃の自分とは違う。今は、一緒にいるからこそ、どんなことでも乗り越えていける。


 だって……樹は僕のヒーローだから。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


番外編もいくつか出す予定です。

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